来月の10月5日、6日に「第13次米子映画事変」が開催されます。
このイベントで私たちのプラモ、フィギュアの作品展も開催します。
場所はいつもと違い、「米子市公会堂のホワイエ」になります。
場所の都合であまり大きなスペースが取れないので、今回はテーブル2台程度のスペースしかありませんが、クオリティの高い作品を展示予定です。
ガンダムあり、飛行機あり、戦車あり、フィギュアも有ります。
その中で、ひときわ目を引くと思われる作品がありますが、プラモではなくペーパークラフトの飛行機です。
以前展示したのが、
これです。
第二次世界大戦の急降下爆撃機、Ju87スツーカです。
これは米子在住のT氏から頂きました。
スケールは1/24と大きな物です。
このペーパークラフトの飛行機ですが、T氏は図面等ではなく、ネットでダウンロードした写真からこの造形をされています。
細部が分からなくて大変と思いますが、よくここまで作れると思います。
しかも、クラフト紙のような伸び縮みのない素材で曲面を作ること自体至難の技です。
よくここまで曲線を再現できる物だと感心します。
裏面も手抜きありません。
爆弾を取り付ける「ブランコ」ですがしっかりと作ってあります。
主翼の下面にも爆弾の取り付け具があります。
爆弾は「自分で作ってください。」と言われたので、いずれ作って取り付けたいと思います。
エンジン下部のエアーインテーク部分の内部もしっかりと作ってあります。
コックピットの手抜きありません。
シートベルトも作ってあります。
このコックピットの足元には穴があり、爆弾を投下する位置を目視できるようになっている所まで作ってあります。
写真を見ていただけば、この凄さが分かると思います。
この作品、米子映画事変で展示しますが、新作も展示します。
それはこれですが、
フォッケウルフの「長っぱな」ですが、よく見ると機体の側面にドクロのマークが!
これは、松本零士先生の戦場漫画シリーズに登場する機体です。
「アルカディア号」です。
「アルカディア号」と言えば、巨大宇宙船をイメージすると思いますが、時代的にこちらが元祖ですね。
この新作も展示したいと思います。
このペーパークラフトの戦闘機ですが、去年はヘリコプターや、ジェット戦闘機などにも挑戦されて、素晴らしい作品が上がってきました。
これらは去年の作品ですが、全て紙で出来ています。
ウルトラマンの監督、田口清隆氏も感心しておられました。
何も言わなければ、普通のプラモと勘違いされる方がほとんどで、紙で出来ていますと言うとみなさん「エ〜!」と驚かれます。
この作品を製作されたT氏ですが、去年の暮れに病気が分かり、体調が最悪にも関わらず、会場まで作品を届けて頂きました。
その後、手術されて順調に回復されて、元気に製作活動されているようです。
T氏は、若い頃、ガンダムで有名な「バンダイ」に勤務されていたそうで、なるほど、造形に長けているのだと思いました。
今は退職されていますが、なんと、「居合斬り」の先生もされています。
本物の刀も見せて頂きました。
武器という物は扱い慣れた方が持つと、ただ持って立っているだけでサマになるんですね。
素人が持つとすぐ「ダメだな」と分かるんですね。
銃も同じで、扱い慣れていない方はすぐ分かります。
と言うT氏ですが、今、スポンジ弾を発射する「ナーフ」系のエアーガンにハマっておられるようです。
また今年も色んな作品を展示させて頂けるようなので、興味のある方は10月5、6日、鳥取県米子市公会堂のホワイエ(公会堂に入った広場)にお越しください。
私の生徒さんの力作を展示します。
よろしくお願いします。