もう何年も前の事ですが、市内の広告代理店から、美術品の人形を大型化して作れないか?と問い合わせが有りました。
実物の美術品は手のひらに載る程度の大きさですが、それを1メートルくらいの大きさに拡大したものを作って、イベントの看板代わりに展示したいと言う事でした。
その美術品と言うのは、「林義雄画伯」の製作された陶器の置物です。
これですが、
「たけのこの兄弟」
それと、
クマと金太郎 「足柄山のおひるね」
林義雄画伯と言えば、「童画」のイメージなのですが、この様な立体も製作されていたなんて全く知りませんでした。
林画伯の絵といえば、学校の教科書にも使われていたので、誰もが一度は見たことが有ると思います。
この作品は島根県の安来市にある「足立美術館」所蔵の作品です。
足立美術館で「林義雄童画展」を開催すると言うことで、この立体作品を大型化して展示することになり、その取材に足立美術館まで行き、作品の写真を撮ってきました。
寸法や写真を取り、それを元に大型化した造形をしなくてはなりません。
形状や色合いは写真から判断します。
クマと金太郎は高さが低いので、木製の台座に乗せて展示します。
たけのこの兄弟はそのまま床に置く仕様にしました。
これをどう製作するか?
思ったより表面の仕上げが荒っぽい。
この荒い感じをどう表現するか。
ま〜いつものスタイロフォームに紙粘土仕上げが一番本物に近い仕上がりになりそうなので、一か八かやってみました。
イベントまで期限が有るので待ったなしです。
早速ホームセンターでスタイロフォームを仕入れて貼り合わせ、実物の拡大写真から転写して削り出しました。
先ずはたけのこの兄弟からです。
この続きは次回に!
続く!
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