自称米子のプロモデラー

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ドイツの傑作マシンガン

2024-06-01 10:18:26 | Gun

前回「アンチマテリアルライフル」と言う銃のエアーガンをを紹介しましたが、今回はちょっとレアなエアーガンをを紹介します。

タミヤの戦車プラモを作ったことのある方なら必ず目にしたことのある銃ですが、これです。

ドイツ軍の傑作軽機関銃、MG34とMG42です。

上がMG34、下がMG42です。

タミヤのドイツ軍戦車についている銃です。

ドイツ軍は第二次大戦当時、高速で長時間連射できるマシンガンをヒトラーから作ることを命じられ、ラインメタル社が、1934年に開発、正式採用されました。

この銃はリンクで連結された銃弾を次々に発射できる様に設計されていて、ベルト状につながった弾丸を連続で発射できる構造になっています。

上の写真がリンクでつながった弾薬ですが、このベルト状の弾薬がある限り連続して銃弾を発射し続けられます。

ただ、連続で発射し続けると銃身が焼けて、しまいには溶けるそうです。

なので、以前紹介した「タカラトミー」のフィギュアの銃の様に銃身を抜いて別な銃身に交換してさらに撃ち続けると言う仕組みです。

これがタカラトミーのミニチュアです。

実銃はこの様に銃身がスイングして取り出せる様になっていますが、エアーガンでは流石にそこまでは再現されていません。

このエアーガンですが、今は無き「アサヒファイアーアームズ」の製品です。

値段も発売当時、¥180000でした。

このエアーガンはエアータンクに圧縮空気を入れた物をホースで繋ぎ、その圧力でフルオート射撃できる物です。

この銃、よく出来ていて、引き金の引く位置でセミオートもフルオートも撃ち分けられる様になっています。

上の写真の様に、引き金が上下二ヶ所引けるようになっていて、上の「エリツエンファイア」がセミオート、(一発ずつ発射)で、下の「ダウエルファイア」がフルオート(連続発射)です。

エアーガンですがちゃんとこの機能が再現されています。

 

MG42の方は「ショウエイ」と言うメーカーの「ガスブローバック」のエアーガンです。

こちらはまた次に詳しく紹介します。

MG34ですが、ドラムマガジンが付属していました。

こんな形ですが、ドイツ兵のプラモ作った事があれば見たことのある形だと思います。

これはベルト給弾をマガジン給弾に見せかけるためのマガジンです。

第二次大戦当時の協定で、ベルト式の給弾のマシンガンは禁止と言う事があったのですが、それをごまかす為に作り出されたもののようです。

見かけはマガジン給弾に見えますが、実際はベルト給弾です。

協定違反なんですけどね。

こんな感じに取り付けます。

この写真がフィードカバーと言うパーツの見える物ですが、このフィードカバーは初期のもので、形状が違います。

こんな形の物って本当に有るのかと思っていたのですが、実際にありました。

ミリタリー関係の本に写真があったのを見ましたので実際にあるようです。

このフィードカバーの裏側も、

ちゃんとフィードレバーも再現されています。

これがフロントサイト、実物と同じく折り畳めます。

こちらがリアサイト、対空サイトを立てたところです。

通常はこの状態で撃ちます。

おもちゃですが、ここまで再現されています。

銃身の下の二脚ですが、

結構複雑な構造になっています。

実物通り折り畳めますし、真ん中のノブを回すと開き具合を調整できます。

スリングですが、革製の物が付属していました。

スリングがMG42に付いていますが、ちゃんとどちらでも取り付けられます。

このスリングですが、2本のベルトを左右に分けて機関部を挟み、この状態でキャリングベルトとして持って運んだようです。

運搬用のハンドルが無いのでスリングをこんな風に持ってハンドルの代わりに使っていたそうです。

MG34は、製造コストがかかりすぎるので、これの改良型としてMG42が開発されました。

フレーム等、手間のかかる削り出しでは無く、鉄板のプレス加工で低予算化、大量生産化を計った銃です。

エアーガンですがどちらも10キロ近い重量でサバゲ等には使えない代物です。

昔の軍人さんはこんな重い物を持たされて戦っていたんですね。

本当に大変だったと思います。

今の平和なこの時代に感謝しなくてはなりませんね。

 

 


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