自称米子のプロモデラー

模型、フィギュア、ジオラマを製作するブログ

建築模型を作る パート05

2024-11-25 12:01:48 | 模型

今日は珍しくいい天気です。

やはり天気が良いと、精神的に良いですね。

雨模様や、曇っていると気持ちまで重くなります。

それに急に寒くなってきて、体調もおかしくなりそうです。

と言いつつ、建築模型の製作です。

模型のベースですが、道路を塗り分けたら、白線を引かなくてはなりません。

しかし、マスキングして白で塗るというのはかなり面倒。

しかも綺麗に仕上がるかどうかなんとも言えません。

なので、カッティングシートを0,5ミリの幅にカットして貼り付けることにしました。

ただ、0,5ミリの幅に綺麗にカットするというのは至難の技です。

なので、こんな物を作りました。

これはオルファカッターの替え刃を2枚瞬間接着剤で貼り合わせ、丸い箸に取り付けた物です。

これで、カッティングシートをカットします。

カットする時にちょっとコツがいります。

2枚の刃がシートに均等に当たるように角度を見て、ゆっくりとカットします。

カッティングシートは「タフカルシート」という中川ケミカルの製品で、屋外用の物なので

貼り付きは強力です。

これを丹念に貼り付けます。

平行な線を貼り付けるにはマスキングテープを幅に切って仮に貼り、それに沿わせるようにテープを貼り付けます。

こうすると道路に平行な白線を貼り付けやすくなります。

道路はこんな方法で仕上げますが、海の部分は、

このような感じになりました。

船の向きがデタラメですが、まだ接着していないので、適当に置いただけです。

この海の部分はさざなみ模様の透明アクリルを乗せてあります。

下はアクリル絵の具で海の色を筆塗りしています。

海の色はわざと塗りむらを作り、波の感じを出してあります。

建物もサフ吹きをして、

下地塗りをしておきます。

だいぶ建築模型らしくなってきました。

続く!

 

 

 

 

 


建築模型を作る パート04

2024-11-24 11:31:00 | 模型

連日アップしている「建築模型」ですが、建物以外の物も作らねければなりません。

例えばこれですが、

これは1/400の4トントラックです。

他に、

軽トラック。

これはフォークリフト。

一般車両、ミニバンとセダンです。

2トンアルミコンテナトラック。

この他にバスも作りました。

これはアクリルをミシンノコで切り出した物です。

これだけ作りました。

他に、

漁船です。

これもアクリルを切り出して、積層し、曲面をモーターツールで削り出しました。

あまりリアルにしなくても、シルエットがそれらしく見えれば大丈夫です。

桟橋に接岸すると、

こんな感じになります。

ベースの道路等塗り分けしました。

最初にベージュ色を全体に塗って、それからマスキングをして道路部分を塗り分けます。

塗装にはホームセンターのラッカースプレー塗料と、道路部分に田宮のグレーの缶スプレーを使用しました。

建物にはグレーのサーフェーサーを吹き付けてあります。

漁船と車は艶消し白のスプレー缶で塗装しました。

これだけ大きいと、エアーブラシなどで吹き付けるより、缶スプレーで一気に塗装した方が綺麗で早く仕上がります。

この後、道路の白線を仕上げますが、これが根気と我慢の連続です。

それは次回に、

続く!

 

 


建築模型を作る パート03

2024-11-23 12:07:02 | 模型

連日アップしている「建築模型」の製作ですが、あまり面白味のない記事かも知れませんが、もう少ししたら面白くなるかも知れません。

形状が四角い箱のような物なので見た目面白さが有りませんね。

でも、少しずつ細かい部分を追加して行きます。

この建物は、屋上が駐車場になっているので、屋上に上がるスロープを作ります。

白いプラバンで形状を作ります。

さらに屋外の階段や、ヒサシも一つ一つ筋彫りして取り付けます。

筋彫りには「アクリルカッター」で定規を当てて丁寧に彫って行きます。

そして、船の接岸する桟橋のような部分を作ります。

この桟橋は、鉄骨の柱と鉄骨のトラストで出来ています。

トラスを表現するのに透明プラバンの0.5ミリにアクリルカッターでトラス型に筋彫りして三角構造を表現しました。

ほんの数ミリなのでこの程度しか方法が有りませ。

マスキング部分は透明にしておく部分です。

屋根の部分は1ミリのプラ板を使用。

柱も角形のプラ棒を使用しています。

各パーツの接着はアクリル用の液体接着剤を使用しています。

模型用の接着剤はアクリルを溶かす力が弱いので、アクリル同士の接着は出来ませんが、プラバン同士だとだと接着できます。

メインの建物「おさかなパーク」も、

細かい外階段等製作しました。

細かすぎて製作が意外なほど難しい。

パーツが小さいと、ほんの少しに誤差でも大きな歪みに見えてきます。

大体0,2ミリ以上の誤差はダメですね。

それ以下で正確にパーツを切り出さないと歪んで見えます。

建物以外の部分もたくさん有ります。

これは積荷の重さをトラックごと測る所。

桟橋の入り口の部分です。

模型全体はこんな感じです。

余白がかなり有りますが、ここは道路を表現します。

右側は海なので海のさざなみを再現します。

完成予想図も参考に仕上げています。

ベースの大きさですが、90センチ幅x1メートル20センチ長さ有ります。

畳3/4ほどのサイズです。

この模型もアクリルのカバーを被せます。

建築模型として製作した模型としては最大の物になります。

ジオラマとして製作した物で最大の物は、93年の倉吉フルーツ博覧会のテーマ館に置いた未来の農業のジオラマが最大で、幅10メートル、奥行き3メートル高さ2メートル20センチでした。

今はこれほど大きな模型を作る事が無くなりましたが、今現在、一般住宅の建築模型の製作を受けています。

こちらな個人の邸宅なのでプライバシーの事もあるのでブログにアップはできません。

コロナが吹き荒れてからの久々の建築模型なので心を込めて製作いたします。

「おさかなパーク」の模型も精一杯丁寧に製作しました。

しかし、納品後、大変な事が起きました。

それは、この記事の最後に書き込もうと思います。

続く!

 

 


建築模型を作る パート02

2024-11-22 07:38:07 | 模型

建築模型の作り方ってあまりネット上にも無いと思いますが、それほど難しい物ではありません。

模型の大きさに調整した図面があれば、その図面通りにパーツを切り出して箱組みするだけです。

今回の建築模型は1/400なので、1/400スケールに図面を作り、そのサイズに合わせてアクリルの透明板を切り出して、窓、ドア等の位置を立面図から割り出してアクリルカッターで筋彫りします。

ドア、シャッター等開口する場合は電動ノコギリでカットします。

窓等は塗装の際、塗料がつかないようにマスキングテープでカバーして窓枠部分をカットし、外壁の塗装をします。

写真で黄色くなっている部分が窓等の透明のままにしておく部分です。

これが、市場の一階部分、以前セリをしている模型を作った所です。

これは一回の部分に2階部分を乗せた状態で、実際の建物と同じく、2階から一階のセリの様子を見られる構造になっています。

これに屋根を乗せると、

こんな形です。

素材は3ミリアクリルと1ミリプラバンです。

接着には「アクリルサンデー」の接着剤を注射器で継ぎ目に流し込んで接着して行きます。

写真の白い部分が1ミリのプラバン、透明部分がアクリル3ミリです。

黄色い部分は窓ガラスなので塗装の際塗りつぶさないようにマスキングテープでマスクしています。

アクリルを切り出した時に、アクリル板全体にマスキングテープを貼り、窓部分を図面から割り出してペンで位置を書き込み、アクリルカッターで窓枠を掘ります。

この建物の屋上には換気と明かり取りのため四角い煙突のような構造物がいくつも有ります。

これが8ミリのキューブで、アクリルで小さなキューブを作るのが意外なほど難しい。

プロクソンの電動ノコギリでアクリル板をカットしますが、指先を刻んでしまいそうです。

これも窓のマスクをします。

こんな作業を繰り返し、建物の形状を作ります。

メインの建物だけは内部も製作しました。

上の写真が一階部分と2階部分のパーツです。

この二つを重ねて乗せる構造にしました。

建物全体はこんな形状です。

現存の図面に乗せて寸法の確認します。

1/400なので、かなり小さい部分も有り、パーツを持つ指が痛くなります。

こんな製作は序の口です。

これからもっと大変な作業が続きます。

続く!

 


建築模型を作る パート01

2024-11-21 07:14:59 | 仕事

このブログでフィギュアやプラモの製作記事をアップしていますが、本業は「建築模型」とか、博物館等で展示する「造形物」の製作で、あまり公表できないものが多いのでアップしてませんでした。

ただ、もう、一般に展示されている物ならアップしても良いと思うので、今回から「建築模型」の製作をアップします。

プラモのやフィギュアの製作は他のブログでもたくさん見ることができると思いますが、建築模型は、「機密保持」のような事があるので製作等公表できない場合が多いのです。

今回アップする「建築模型」は、境港市の「おさかなパーク」全体の模型です。

建築模型としては一番大きな模型でした。

スケールは1/400だったと思います。

建物の規模が大きいので縮尺を小さくしないと大きくなりすぎるので、かなり縮小した状態です。

メインの建物はこんな形です。

「おさかなパーク」の「市場」の部分は左の部分で、後にここの部分だけ別に製作することになりました。

その製作記事は以前にこのブログでアップしています。

この模型です。

市場のセリの様子を再現した模型です。

この建物の全体を製作した時の工程をこれからアップして行きます。

他の方の建築模型は作り方が違うのかも知れませんが、私なりの製作方法で進めて行きます。

続く!