今年初めてカワセミの小川へ出かけた。その日は折からの降雪で、かなり気温も下がっていた。しかし、うれしいことに、この日も逢うことができた。もうどれだけこの小川に通ってきたことだろうか。個体数はそれほど多くないと思うが、かなりの確立で逢うことができる。泣き声に気づき近づいていくと、必ずある一定の距離まで行ったところで飛び立っていってしまう。私はあなたにどんな危害も加えないと誓うから飛び立たないでほしいと思っても、信じてもらえないようだ。先日は川向こうで餌取りに夢中になっているカワセミを見つけた。この距離はたぶん安全圏なのだろう。長い間眺めているうちに、冷え切ってしまうほどだった。いつまで見てても飽きないのだが。 
