午後6時。お店の奥にいたけど、それでも分かる異音が外から聞こえたのでドアを開けて出てみると案の定交通事故。『そのうち「駐車場にパトカー止めさせてください」っておまわりさんくるぜ?』とスタッフに話していたらその通りにやってきた。今回の事故、直進と右折ならわかるけど、直進と左折っぽい。最近、信号が変わった後に先頭で走る時は左右を良く見てから発進してる。ほんとにヤバい車多いからね最近。
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以前「介護LIFE」で書き始めたけど、今日現在、御義母さまが入所する施設が見つからず祈るばかりの状態で進展がありません。そろそろ病院でのタイムリミットが迫っているので本当は焦っているのですが、こればかりはどうしようもない。という事で先月酒田に行った時の写真を地味に上げます。
酒田の居酒屋さんで全国でも有名どころといえば「久村の酒場」さん、地元民だと「兵六玉」さんや「とんぼり久」さんが有名ですが、この日の夕食はネットで見つけた「七ツ半」さん。かなり昔からやっている老舗とのことですが、酒田在住の時も全然ノーマークで名前すら知らなかった。
帰り際撮影した写真ですが、初見ではなかなか入りずらい店構え。
入店するとまだ誰もお客さんいませんで、一層アウェー感が漂う。店主さんも頑固そうで・・・。でもまぁ、実に落ち着く店内です。
まずは生。ほんとにねぇ、長距離の運転だけじゃなくて、いろいろ気を遣うし将来の不安もあるし、夜になると疲れがドッと来るのよ。
このお店のシステムがちょっと変わっていて、希望の料理がなさそうな人には、半強制的に「お店で決めたおすすめ」料理がおすすめされる。初見なのでより一層「はい、お願いします」としか言えないのですが、この日は「きじはた」と「スルメイカ」。それぞれの半身を、刺身と焼きで提供してくれるとのこと。まずイカのワタが出てくる。なかなかのクセ強。でも美味い。
焼きに時間がかかるのかすぐに提供されるのは、ねっとりした食感がたまらない「スルメイカ」と、コリコリとした食感と白身の旨みが舌を刺激する「きじはた」の刺身。これは美味い。
しばらくしてスルメイカのゲソ焼き。これね、吸盤のところだけカリカリに焼いた状態で身は結構レアなの。軽く振られた塩がアクセントになりますが、火を通すと旨みの質も変わってくるねぇ。
で、真打きじはたの焼き。
身もホクホク、皮の焦げ目まで美味い。食べられる所は全て食べ&しゃぶり尽くす。
こう来ますと日本酒でしょう。上喜元 純米吟醸 生。ものすごいスッキリした味わいで呑みやすい。
考えてみると、多彩なメニューを見て優柔不断な気持ちで悩んでも時間の無駄だし、そういう意味では高級料亭よろしく店主にお任せというのもアリなような気もします。ただまぁ、これだけでは済まない訳で、追加で天ぷらを数点注文して店を出るとそこそこの金額になっておりました。まぁ美味しかったから良いか。
狭い店内ですが、僕らが食べている間にも一見さんや予約して入店された方もいらっしゃって、帰る頃には賑わってましたよ。調べてみると「浜すき」という魚のすきやきが名物らしくて、これはちょっとまた予約して行ってみるべきなのかと。
店のドアを開けて外にでたら、この店に来ていたお客さんがタバコ吸っていて、その方が『美味しいですよねここ!』と声をかけられたので「良い店ですよね〜、初めて来ましたが来てよかったです」と僕がいうと『自分も初めて来ました』と。なかなか入りづらい店構えですが、ネットで調べたのか紹介で来たのか、割と一見さん多いっぽいらしい。さて、酒田の夜を撮り歩きするか。
いやしかし、誰もおらんな。
地味につづく。