ハレ替え本舗だより

広島県福山市の(株)渡邊畳店の三代目です
主に仕事に関係したいろいろな出来事や思いを書いています。

棕櫚の紐

2011-07-27 04:32:41 | 日記

棕櫚の縄が畳床の取手に使われている事があります。
この棕櫚はとても湿気に強いです。
同じ種類(多分)のタワシも同じく水に濡れたままでもなかなか腐りません。
この棕櫚をシート状にして、畳の裏に使われる事があります。
いわゆる、「棕櫚裏の床」です。
通常の床(裏がビニールのクロスシート)に比べ、2000円から3000円くらいアップになります。
ただ、棕櫚を使った藁床は縫い目が細かく、丁寧な作りになっているので、10000円前後するものが多いです。
藁床を使う事自体が少なく、ましては棕櫚裏の床を使う事は年に一度あるか,無いかです。



棕櫚の紐が付けてあります。