いつか英国日記

英国を中心とした靴、鞄、時計、その他ファッションに関するブログ

そして英国へ行った最も重要なミッションとは

2016-11-06 06:52:34 | 
英国レポートも終盤にかかってきました。
今回の出張の最も重要なミッション、、、

それは



こちらのある場所に伺うこと。



そうノーザンプトン。
英国の方はノーサンプトンと言っていました。ロンドンのユーストン駅から特急電車で約1時間。今は冒頭の写真のようにとてもモダンな駅になっています。そしてこちらは靴好きなら知らない人はいない、別名「靴の聖地」と言われています。ジョンロブ、クロケット&ジョーンズ、チャーチ、トリッカーズなど本格英国靴のファクトリーが集まっている地域です。なぜこんなにもシューメーカーが集まったのか。一説によると豊富な水と樫の木があり、靴の革をなめすのにとても適した土地柄だった為と言われています。



そしてこの方とお会いするのが今回の最大のミッションでした。

そうこの方です。

詳しくは次回、、、



好きな方ならすぐにわかりますね。



トリッカーズ×UWのブローグカジュアル

2016-09-18 08:31:30 | 
老舗の英国シューメーカートリッカーズのユニオンワークス別注モデルです。モデル名はブローグカジュアル。色はバーガンディです。

トリッカーズ、1829年ジョセフ・トリッカーズにより創業されました。現在工場は靴の聖地とも言えるノーザンプトンにあります。あのダイアナ妃が住んでいた事もあり、それがきっかけでチャールズ皇太子がこの靴を知り、英国王室御用達のロイヤルワラントを取得したと言われています。

トリッカーズというとごついカントリーブーツというイメージが強いですが、実はドレスシューズも良いものがいくつかあります。今回、ユニオンワークスに遊びに行き偶然発見したのが冒頭の写真のブローグカジュアルです。



靴紐なしのブローグ形状の靴です。パーフォレーションの入ったそのサイドラインはカジュアルな雰囲気ですが、ソールの厚さやコバの大きさが小さめでドレスシューズの雰囲気も兼ね備えています。



特徴的なヒールのカッティングです。



インソールにはコラボモデルを表すトリッカーズとユニオンワークスのダブルネームが記載されています。



今回は爪先にスチールを打っていただきました。これ結構効きます。



ブローグカジュアル、ツイードのジャケットにコーディロイのトラウザーズなどを合わせるととても良いと思います。
そろそろ、そういった装いがあう秋がやってきますね。

さて、次回からはまた英国編に戻りたいと思います。





ユニオンワークスのオールソール

2015-01-25 07:31:11 | 
ユニオンワークス
靴のリペアショップである。
靴好き、服飾好きで知らない人はいないと思う
その道の草分け的存在のお店である。

かくゆう私も大変お世話になっている。
靴も数が増えてくるとメンテも段々大変になってくる
私は常に1足はユニオンワークスに靴を修理に出していて
修理に出したい靴を履いて行き
修理の上がった靴と履き替えて帰るというのが
このところ習慣になってしまった。

例によって銀座のお店に履き替えに行く
前回はオールソールをお願いしていたこと思い出した。
靴はエドワードグリーンのカドガン。
相変わらず何とも美しい仕上がりである。



ソールに見慣れない文字が入っている。
「JR」とある。Garmanyという文字も見える。

果たしてこれは、、、

銀座店店長の鳥海氏に確認したところ
ジョンレンデンバッハというメーカーらしい。
ドイツ製で丈夫さでは定評ありとのこと。

履きごごちは全く変わらない。
厳密な英国派だと英国製のソールでないととか
エドワードグリーンは伏せ縫いの仕上げでないと言う方も
いるかと思う。(勿論伏せ縫いは+5,000円で可能)

私は靴のエレガントさが失われず
履き心地が変わらないのであれば
全くこだわらない。
愛車の英国車キミーラも電装系は
大分日本製パーツに変更している。

その物がそれらしく使われることのほうが
もっとも重要だと思うからだ。

さて、次はどの靴を修理に出そうか、、、

スコッチグレインのローファー

2014-08-02 08:13:36 | 
スコッチグレインのローファーです。
色はダークブラウン。

ちょっと近くに履いて行く時や
クルマを運転する時などに気軽に履ける靴
イベント会場などで
多少乱暴に扱っても気にならない靴
スポーツコートとトラウザースに合う靴
そして
レースアップでなく
ソールはゴム底ということで探しました。

デザインや足へのフィッティングで
色々探し最終的にスコッチグレインのローファーに
たどり着いた次第。



型番はNL2268。
スコッチグレインにしては
踵の緩さがあまり気にならない木型です。

そしてソールは土踏まず以外の部分は
ゴムが貼ってある仕様。



革質は可もなく不可もなくですが
使い込んで行くうちに
エイジングによって深みを増していくと思います。



2~3回履いて、軽く鏡面磨きを施しました。



さて、肝心の履き心地ですが
実は右足の小指が痛くなりました。
大分以前に購入したインペリアルでは
そういった事がなかったので
大丈夫かと思ったのですが。

早速、デリケートクリームを塗って
自作器具を使って小指の当たる部分を
ストレッチして解消しました。

丁度セールという事もあり20%オフで
購入出来たので、非常にコスパは高いと思います。

ガンガン使って
磨きも入れて育てたいと思います。



ユニオンワークス新宿店 オープン!

2014-05-05 06:56:58 | 
いつもお世話になっている
ユニオンワークス

言わずと知れた
本格靴の修理工房です。

そのユニオンワークスが
銀座店に続き
つい先日、新宿店がオープンしました。

場所は伊勢丹近くという
絶好のロケーション。
店長は長谷川さん。
渋谷店で初めてお会いしたのが2010年。
つい先日のように感じられますが
お店を任せられる逸材に
成長されたのですね~。

感慨深いです。

冒頭の写真は
関係者で集まった時の1枚。

写真中央がユニオンワークス代表の中川社長
左がバタクの中寺氏
そして右がファッションレスキュー
政近準子女史こと準ちゃん。

皆さん有名人ですが
素晴らしい仕事を信念を持って成し遂げている方には
やはりオーラがあります。

同じ時代に生きて
そしてお知り合いになれ
色々刺激をもらえる事に感謝です。

ユニオンワークスが
新宿にあればな~と思っていた方は
多いはず。

是非一度覗いてみて下さい。

ユニオンワークス新宿店




シューケアについて

2013-01-12 07:05:47 | 
男のいや、紳士の嗜みともいえる
シューケア、あなたはどうしているでしょうか?
いくら英国の素晴らしい靴を買っても
ケアされていなと台無しです。
しかも本格靴の良さは
新品の時より、使い込んだときの方が
より輝きを増します。

靴をケアするにはどんな道具が
必要でしょうか?

これはそれぞれに流儀がありますが
私の場合はまずはブラシから。

冒頭の写真、3種類のブラシです。

右から靴のソール用
コバのゴミ取り用
そしてアッパー用です。

特にアッパー用のブラシ。
これはユニオンワークスで入手した
トリッカーズの物。
これとても重宝しています。



ブラシがかけやすく
ブラシ面の面積も大きいので
素早くアッパーの埃を取る事が出来ます。

そしてこちら。
乳化性クリームです。



靴の色に合わせて何種類か用意しています。
モウブレイとサフィールの2種類がありますが
モウブレイの方がやや水分が多いので
伸ばしやすいかもしれません。
但し、私はサフィールのビーワックスの方が
光沢が出やすいのでこちらの方が好きです。

一番右下にあるのは
デリケートクリームです。
とても水分が多く
私の場合は靴を新しく購入した時だけ
一番最初に使います。

そしてこちらはコバインキ。
靴のソールの横の部分やソールのつま先が
色落ちした時に使います。



奥にある丸いものは
サドルソープです。
めったに使いませんが
汚れがひどい時、表面にワックスが乗りすぎて
均一にかけられなくなった時に
この石鹸を使ってアッパーを水洗いします。

これらのケア用品は
この缶ケースに収納してシュークローゼットに一緒に
しまっています。



そしてこちらは
ワックス類です。
最後の仕上げの光沢や
つま先を鏡面磨きする時に使います。



ヒラリーさんからいただいた
エドワード・グリーンの純正のワックス
モウブレイ、そしてKIWIパレードグロスです。

この中でダントツに使いやすいのは
やはりKIWIそれもパレードグロスですね。
靴の輝きが違います。

これらも普段はこのケースに入れて
一緒にシュークローゼットにしまっています。



そして最後にクロス類です。



いらなくなったTシャツなどのネル生地
そして同様にストッキング
そしてブルーの物はABCマートで売っている
手を入れて使うクロスですが
これ光沢も出やすく、中々便利です。

そして奥にある液体は
そう、、、
ブランデー。

時々、鏡面磨きの時に使います。

それ以外にも
色々な種類のブラシやケア用品を過去購入しましたが
最終的にはこれだけあれば充分だと思います。

機会があれば
ケア方法についても
ご紹介したいと思います。

靴のお手入れ
装いをちゃんと成立させる
基本中の基本だと思います。



祝! 鈴木健次郎氏

2012-03-17 06:06:44 | 
3月14日。

折しもホワイトデーのその日
パリの世界的なテーラー フランチェスコ・スマルトで
チーフカッターとして腕をふるってきた鈴木健次郎氏が
正式に退社し本当の意味での独立を果たしました。

今日はそんな氏のスタートを祝うに相応しい
イヴェントが行われます。
銀座和光での我らがアイドル中野香織さんと
鈴木健次郎氏のトークショー

「仕立て技術の継承やビジネスの今、歴史や階級の意義
 そして美意識やマナーや友情の表現にいたるまで
 スーツをとりまく文化を
 さまざまな視点から語りつくします。」

との大変興味深い内容です。

そして、それに合わせ3月17、18、20日と
受注会も行われます。

鈴木氏のパリのエレガンスが感じられる
美しいスーツ。
是非一度ご覧になっていただきたいと思います。

トークショーは定員50名 予約制で既に
人数多数で立ち見なっているようですが
ご興味のある方は是非
銀座 和光本館 4F 03-3562-2111まで
お問い合わせ下さい。

祝!KENJIRO SUZUKI sur mesure Paris
新たなる門出をお祝い申し上げます。

JOHN LOBBのシューホーン

2011-10-22 06:13:28 | 
JOHN LOBBのシューホーンです。
以前UNION WORKS銀座店で購入したモノ。

シューホーンとは所謂、靴べらの事ですね。
実は私、シューホーンを無くしてしまう名人!?なんです。
今まで、どれだけのシューホーンを無くしたことか、、、

そんな時に出合ったのがこのシューホーン。
美しいですね~。
水牛の角にブライドルレザーの持ち手。



靴べらの部分は水牛の角になりますので
同じモノはひとつとしてありません。

天然素材ならでは優しい手触り。
プラスチックとは明らかに異なります。

そして裏面。



表面とはまた違った雰囲気。
表が薄い茶ベースに対して裏面は白がかすれた様な色合い。
この風合い、色がとても美しいです。

そして持ち手の部分が
ブライドルレザーになっています。
使えば使う程、エイジングが愉しめそうです。

このシューホーン
もうひとつの利点は
とても薄くコンパクトなので
トラウザースのポケットに入れても
違和感がなく、ラインも崩しません。

これなら無くさないはず、、、

靴好きの方なら
必ず経験しているであろう
居酒屋などで靴を脱いだり
履いたりする煩わしさ。

そんな時、お気に入りの
マイシューホーンがさっと出ると
気付く人は、おっと思いますし
気付かれなくても自己満足的に
少しは心が安らぎます。

靴付きには必須ですね~。

さて、靴繋がりですが
下の写真は、昨日行った
ハケットロンドン丸の内店の様子。



新作の発表を兼ねたパーティがあったのですが
Brift Hさんがコラボレーションされていて
来店されたお客様の靴を磨いてくれるという
サービス。
何でも英国のハケット本店でも
二日間に渡り同じイベントをされたとの事。

右側がイケメン社長の長谷川氏
そして左が家のすぐ近くにお住まいのK川氏。

何度か色々な場でお会いしているお二人ですので
色々話題も広がり愉しく過ごせました。

そして靴の方は
あり得ないくらいに美しく
鏡面磨きしていただきました。
正に「これを鏡にヒゲがそれます」という世界。



奇しくも今日は部下の結婚式
またまた主賓ですが、この靴を履いて
出席しようと思います。

靴の世界、靴そのものだけでなく
こういった世界も愉しいですね~。




ユニオンソール&ヒール

2011-10-01 05:30:56 | 
ユニオンワークス銀座店
今、一番のお気に入りのシューリペアショップです。

イケメン店長ことT海さん。



いつも暖かく迎えてくれます。

そして常に1足はリペアをお願いしていて
次のリペアシューズが決まると
その靴を履いて行って
リペアを完了したものを
その場で履いて帰る。

というスタイルがここ数年は続いています。

そして今回登場のソールのリペアですが
これ又2008年にユニオンで購入した
トリッカーズのSURRYというモデル。



遂にソールに小さな穴が空き
銀座店に相談にいった時
発見したのが今回のラバーソール。



これどこかで見た記憶が、、、

そう、人気だったイギリスのphilips社のラーバーソール。



これはもう入手出来なくなってしまったのですが
これを完全に復刻したのが
今回のユニオンワークスのスペシャルな
ハーフラバーソールです。

コストもオールソールと比較すると約半分。
勿論ソールの状態によっては
オールソールしか出来ない場合もありますので
そこはお店の方と相談が必要です。

ラバーソールにすると
足が蒸れるという話を聞いた事もありますが
今回色々履いた限りでは
まったくそんな事は感じられませんでした。

そして、このラーバーソールにするなら
組み合わせるヒールは勿論
ユニオン別注イギリス製のこのヒール。



う~ん、カッコいいですね~。



スペシャルヴィンテージな趣のソールリペア
あなたもいかがでしょうか?