いつか英国日記

英国を中心とした靴、鞄、時計、その他ファッションに関するブログ

ロイドフットウェアのスリッポン

2017-03-26 07:36:10 | 
ロイドフットウェアの英国製のスリッポンです。仕事の関係で時々1日立ちっぱなしでイベントに参加することがあります。そんな時に比較的楽に履ける靴ということで購入したものです。



お店の方の説明では以前Dr.マーチンの靴を扱っていたが今はない為、その後継モデルとして作ったとのこと。素材はキップでしょうか、ガラス加工が施されています。ガラス加工の靴は一般のカーフの靴に比べて比較的メンテナンスが楽といいますが私は通常のカーフの靴と同じ手入れをしています。つま先には鏡面磨きを施しましたがガラス加工した面とはまた違った趣で仕上がります。



基本的にはカジュアル寄りのシューズですが、ラストのデザインが良い為、スーツに合わせると一見ドレスシューズを履いているように見えます。



そして最も特徴的なのはソールがクレープソールということです。冒頭の話にあったDr.マーチンの後継の靴ということで、非常にソフトな履き心地で楽に履くことが出来るように作られています。ただし、底付けは接着式のセメントなのでオールソールは出来ません。
そしてこの靴の意外な美点。それはクルマの運転がしやすいことです。ソールの厚みはありますが、クレープソールがしっかりペダル類を捕捉する為、クラッチが重めのマニュアルトランスミッションのスポーツカーなどでも全く問題がありません。先日マクラーレンを試乗する機会がありましたが、昼過ぎまで仕事だった為、この靴を履いて行きました。クルマはATでしたがサーキット走行を意識してか、ブレーキはある程度踏力を必要とするセッティング、そんなクルマでもこの靴であれば問題なくコントロールが可能です。

話がちょっと横道にそれましたが、カジュアルデーやあまりドレスコードを気にしなくても良い場面なら、時にはこういった靴もリラックス出来て良いと思います。



英国レポート その6 ハバダッシャリー

2017-03-19 07:34:36 | タイ
さて 英国レポートも最終回。ハバダッシャリーいわゆる紳士洋品です。まずは定番のボウタイです。



もちろん手結びのタイプでネックの長さが調整できるタイプです。シルク100%ですが織りがしっかりしていて質実剛健の英国らしい品質の良さを感じます。柄はグリーンのペイズリーです。柄の中にスカイブルーが使われていてこれがアクセントになっています。このボウタイなら白はもちろんのこと、ライラック系の色柄のドレスシャツにも合いそうです。


出典:STUMPER&FIELDING

ポートベローのSTUMPER&FIELDINGで購入しました。このお店は本当にクラシックで良いものが揃っています。



そして密かに探していたのがこちら。ブランケットストラップです。



同じポートベローにあるHIGHLAND STOREで購入しました。こちらのショップはスコットランドの伝統衣装であるキルトを扱っているお店で店員さんもキルトを着用されてました。このブランケットストラップ、日本で探そうとするとなかなか良いものがみつかりません。



こちらの製品は革もしっかりしていて、とても頑丈な作りです。以前TVRキミーラのヘッドレストステーにこれをセットして走っている方がいて、かっこいいな〜と思い探していました。私もスーパーセブンのヘッドレストステーにこれをセットして走ろうと思っています。

さて、英国レポートも今回で無事終了です。また夏にも行きたいと思っていますが、スケジュールが合うかな、、、

次回は日本の有名靴店で購入したちょっと変わった英国製の靴を紹介したいと思います。お楽しみに。



緊急告知!Ginza Fashion Academiaを開催します

2017-03-15 01:24:10 | その他




四半期ごとに開催していた出石尚三氏による「英国から来た流儀」もお陰様で沢山の方にご参加頂き、先日無事4回目を開催致しました。

以前よりご参加頂いた方から体系的にわかる講座を開催してほしい、もっと回数を増やして欲しいとの声を頂いていましたが、今回、満を持して、Ginza Fashion Academiaを開催させて頂く運びとなりました。

Ginza Fashion Academiaはメンズファッションのプロフェショナルを育成すべく、体系的に学べる場です。対象はメンズファッションに関わる仕事をされている方のみならず、メンズファッションの知識向上を目指している方、また、メンズファッションに強い興味をお持ちの方も対象としています。どうかお気軽に門戸を叩いて頂きたいと思います。

詳細及び受付はこちらをご覧下さい。


尚、下記日程にて
出石氏によるショートセミナー
及び、Ginza Fashion Academiaの
説明会を行います。

定員(30名)になり次第、受付終了となりますので
ご了承下さい。

日時 2017年3月22日 水曜日 19:00-20:00
場所 銀座六丁目

内容
出石氏によるショートセミナー
Ginza Fashion Academia説明会

参加費 無料



英国レポート その5 EDWARD GREEN

2017-03-12 06:25:58 | 
EDWARD GREEN第二弾です。以前もブログで書きましたが手持ちの靴は大半が茶系の靴です。これは落合正勝氏の影響かもしれません。氏はほとんど黒の靴を持っていなかったといいます。装いの基本でもある黒の靴。今回、EDWARD GREENを訪問するにあたって靴を購入するのであれば1足はOXFORD系の黒の靴にしようと思っていました。



そして入手したのがこちら。モデル名ALEBEMARLE。日本に未入荷のタイプだと思います。



一見 CHELSEAに見えますがサイドのデザインがいわゆるスワンネックとは全く異なります。写真にはありませんがヒールのデザインも異なっていてCHELSEAはヒール部分が完全に上から下まで縫い合わせて作られていますが、こちらは上部半分は革が繋がっていて下半分で縫い合わせられています。



ソールは半カラス仕上げのドレッシーな仕上げとなっています。



インソールは新しいデザインですね。



ラストは606。ウィズはE、サイズは6です。606ラストはDOVERを所有していますが、自分の足にフィットするラストです。感覚としては爪先がスクエアトウの202ラストのような感じだと思います。

どんなスーツにも合う定番中の定番ですね。

今回は英国からインドに移動する関係で、荷物はあまり増やすことができないので靴は2足で打ち止めとしました。

さて、次回はどうなることでしょう、、、


英国レポート その4 EDWARD GREEN

2017-03-05 06:16:50 | 
英国レポート その4はお馴染みのEDWARD GREENです。
今回もノーサンプトンまで足を伸ばしました。(EDWARD GREENの工場についてはこちらをご覧くださいね。)
今回は残念ながらヒラリー社長は出張中とのことでお会いすることが出来ませんでした。



そのまま工場内にあるアウトレットのコーナーへ。今回はロンドンの後、インドのチェンナイにも行くため、あまり沢山の靴は買うことが出来ないので(というより、後どれだけ一生に靴を買うつもりなのか?と思ったりして)厳選しなければなりません。そして選んだ靴の1足めがこちら。



スエードのシングルモンクストラップの靴です。モデル名はMERCER 色はインディゴブルーです。



とても綺麗な色で思わず「欲しい!」と思ってしまいました。デザインもシンプルながらとても美しいです。



ソールは土踏まずの部分が黒く塗られている半カラス仕上げです。ドレッシーですね。ロゴは新しいタイプでインソールも何とブルーになっているこだわった作り。履き口が狭くフィッティングがいかにも良さそうです。



ラストは82、これは通常私には細すぎるラストなんですが、この靴はウィズがF。色々フィッティングした結果ハーフサイズ上げて6ハーフにしました。こういったサイズの合わせ方は初めてですが、このところタイト気味なフィッティングで合わせてばかりいたので、こういうややリラックス出来る履きごこちもありだなと思いました。

このモンクストラップ、スーツにもカジュアルにも合わせることが可能です。スーツであればフラノ系の素材のスーツが良いと思います。本当に美しい色の靴だと思います。