いつか英国日記

英国を中心とした靴、鞄、時計、その他ファッションに関するブログ

フランコプリンツィバリの3P

2009-10-31 05:32:58 | スーツ
フランコプリンツィバリの3Pです。
日本橋三越で今週の月曜日にオーダーしました。

先日、フランコ氏が来日した時に
ダブルブレストをオーダーしたばかりですが
冒頭の写真のトルソーに飾られた3Pを見て
やられてしまいました。

「こういうのも1着あった方がいいですよ~」という
三陽商会のカリスマセールスのSさんの
手法に又、落ちてしまいました。

この3P、ブリティッシュテイストなところが
とてもいいですね。
実は生地はロロピアーナなので
英国の生地のように打ち込みバッチリと言うわけではないのですが
このチェックがレトロな感じでたまりません。

写真のモデルでは
腰のポケットが水平のフラップなしになっていますが
ブリティッシュレトロ感を強調する為に
フラップつきのスラントポケットにしました。
もちろんチェンジポケット付きです。
着るときはフラップを閉まってもいいかもしれません。

仕様は私のフルスペック専用バターン+10周年記念モデル仕様です。

フルスペック専用バターンとは
フランコ氏の監修によるビスポークに近い(もちろんファクトリーメイドですが)
縫製工程で尚且つ、通常のパターンオーダーでは出来ないような
体型に合わせた修正をかなり加えたものです。
作りは構築的で重厚感がある作りです。

仕様変更には高度な経験と知識が必要なので
わざわざ三陽商会のK藤氏に
当日、店舗まで来てもらいました。

K藤氏はフランコ氏がもっとも信頼する
スミズーラ部門の唯一のフィッターの方です。
3Pは久々なので当時とは体型も変わっているので
特にウェストコートのフィッティングを入念にチェックしてもらいました。
又、仕様についても
色々相談させていただき
最終的な仕様変更は
下記のようになりました。

①芯地
 現行モデルより少し目付けのある10周年記念モデルの芯地を使用。     

②袖
 いせ込み量をわずかに多くし、袖口を細く変更することにより
 サルト風の袖ラインを強調。

上記はフランコ氏の指示によるものが多いです。

そしてトラウザースはもちろん
ブレイシーズ仕様です。

K藤さん、色々対応いただき
ありがとうございました。

スーツの仕立て上がりは
恐らく11月中旬。
楽しみです。

フランコプリンツィバリ ポロコート

2009-10-25 04:34:02 | コート
フランコプリンツィバリのポロコートです。
10周年記念モデルとして
最近LEON等の雑誌でもよく見かけます。

先日のスミズーラ会で展示してあったもので
パターンオーダーのみの展開になるようです。

何といっても印象的なのは
襟元のファーですね。
素材は何とオリラグ。
オリラグは非常に高級素材で
名だたるヨーロッパのメゾンでも
良く使用されます。
フランスの西部の特産品で
品種改良されたウサギ科の動物ですが
その毛並みの繊細さは非常に有名です。

ラグジュアリーですね~。
アルスターカラーと合わさりなんとも言えぬ
重厚感があります。

そしてコートの素材は
イタリアトスカーナ地方の毛織物として有名な
アルノ川沿にあるカセンティーノ社の
ナッピングウールです。

カセンティーノというと
色鮮やかなウール製品というイメージがありますが
こちらはシックなネイビーです。

そして遊び心があるのがライナーですね。
冒頭の写真でもチラッと見えていますが
4種類のタータンチェックから選べるとのことです。

コートは既に10着ありますが
カジュアルにも使えるポロコートですから
来年くらい考えてみるかな・・・

フランコプリンツィバリ アトリエモデル

2009-10-24 05:03:40 | スーツ
先日のオーダー会で展示してあった
フランコのアトリエモデルです。

所謂ビスポークですね。

冒頭の写真のスーツ
いかがでしょうか?
既製品やパターンオーダーとの
差はわかるでしょうか?

実物を見た感じでは
総手縫いとは思えぬような
美しい縫製で
パターンオーダーとの違いは
全体にやや柔らかい印象を受けました。

具体的に何が違うとは
言えないのですが。

ただ逆に言うと
パターンオーダーは非常に良くできている
というのも確認出来ました。
かなりビスポークモデルに
近い作りがされていると思います。

そしてコートも2点ほど
アトリエモデルが展示してありました。

こちらは一瞬カバートコートかと
思わせるような雰囲気のコートです。



これは恐らくカタログモデルになると思います。

そしてこちらのコート。



すみません色が潰れてしまい
どんなコートか良くわからないと思いますが
これはアルスターコートです。

やっぱりアルスターはカッコイイですね。

こちらもやはり既製品と比べると
やや柔らかいラインのように感じましたが
既製品もビスポークの雰囲気を良く捉えていると
思います。

フランコ氏はいつでもイタリアのアトリエに
遊びにおいでって言っていますが
どうせ行くなら
一度はフルオーダーで作ってみたいですね~。

その話をするとフランコ氏はいつも
パターンオーダーはビスポークモデルに
肉迫しているのでその必要はないと言いますが・・・

まあ、ひとつの夢です。

ネイビーのボルサリーノ

2009-10-18 05:14:25 | ハット
ボルサリーノ、結局いきました。
最近、直営店になった日本橋高島屋で購入しました。

ネイビーは本当にいいのがなかったので
まあよかったかなと思います。

価格帯的には兎毛の素材ですので
中級レンジなんですが
今、持っているボルサリーノでは
一番高いものになりました。
他のボルサリーノと違うところは
少し素材が固い感じで、逆にいうと
形をセットしやすいので
使いやすいと思います。

インナーはこんな感じです。



内張りは写真でわかりにくいかもしれませんが
ネイビー色、ベルト部分は黒の革です。



ボルサリーノでは良くあることですが
サイズ58で購入しようとしましたが
かなり大きく今回は57のサイズで購入しました。

ボルサリーノを購入する際は
サイズについては
個体差がかなりありますので
通販で購入するのはかなり危険です。
必ず試着しての購入をお薦めします。

そしてリボンには例のロゴです。
たまにロゴがないモデルもありますが
やはり入っていた方がいいですね。



今回、メンテナンスキットもいただきました。



被り心地はいつものボルサリーノです。
とても軽いですね。

これで冬物のボルサリーノは
ネイビー、グレー、ブラウンと定番色が
一通り揃いましたので
今後はしばらくは購入しなくて
よさそうです。



ちなみに黒はあまり好きではないので
購入しないかな・・・

スーツ又はコートの色に合わせて
コーディネイトすることになりますが

ネイビーのスーツの時 
→ ネイビー又はグレーのボルサリーノ

ブラウン系のスーツの時
→ ブラウン又はグレーのボルサリーノ

グレー系のスーツの時
→ グレー又はネイビーのボルサリーノ

といった感じでしょうか。

夏物も3つありますので
ボルサリーノが合計6個って
よく考えると恐ろしいですね・・・



クラシコナイト

2009-10-17 05:10:10 | スーツ
先日行われた
クラシコナイトに参加してきました。

場所は昨年同様
メンズ館8階のカフェダイニング リジーグです。

フランコプリンツィバリのY部氏に
アテンドされ会場に行くと
入り口では伊勢丹のA食氏が
出迎えてくれました。
A食氏は大阪の阪急メンズ館に異動した
バタクハウスカットのK部店長を最初に
家族ぐるみで訪ねていったという
熱い逸話を持つ方です。

そして会場にはミスター伊勢丹こと
インターナショナルセールスマネージャーの
S崎さんもいらっしゃいました。

う~ん、相変わらず2枚目ですね。

会場は一部テーブル席と立食の形式で
行われます。
ケータリングはもちろんイタリア料理です。

まだ時間が早いせいか
イタリアの面々はお見えになっていないようです。

会場を見回せば、昨年名刺交換させていただいた
イザイアやマリネッラの輸入元の
SDI代表のF枝氏もいらっしゃいました。

F枝氏は昨年、私が知っている方と勘違いし
「あ~、どうも」と名刺を交換させていただいた後
よく考えたらMEN’S Exで
写真を拝見しただけだったという方です。

昨年の非礼をお詫びしながらも
その後は
服飾談義でとても盛り上がりました。
F枝氏は服飾に関してはとても博識で
業界でも、とても顔が広い方です。
いや、色々お話出来て楽しかったです。

間もなくマリネッラ氏や
冒頭の写真のファビオ・ボレッリさんが
お見えになりました。

ファビオさんとは
昨年私が購入したボレッリのレザーの
ハーフコートがとても良かったとの
お話やドレスシャツのお話を
させていただきました。
もちろん伊勢丹の通訳の方を介してですが。

そして
マリネッラさんです。



いや~相変わらずフランクですね~
陽気なイタリアンの代表のような方です。
「お~!久しぶり!」って本当かなっ?て感じですが
今年も肩を組みながら
写真撮影させていただきました。

その日していったのは
もちろんマリネッラのセッティピエゲの
タイであることは
言うまでもありません。

クラシコナイトは以前は格式ばった
色々な方の挨拶とか商品紹介とかありましたが
最近は流れ開始、流れ解散です。

ほどなく楽しい時は過ぎ
イタリアのチェコレートのお土産までいただいて
会場を後にしました。



伊勢丹さん
今回もありがとうございました。

フランコプリンツィバリ秋冬スミズーラ会

2009-10-12 07:24:46 | スーツ
もう定例化した感のある
フランコプリンツィバリの秋冬スミズーラ会に
昨日行ってきました。

場所はいつもの伊勢丹バンケットルーム
三陽商会のY部さん、伊勢丹のU野さんに
出迎えられ会場に入ると
大変盛況な状況でした。

Y部さんによると昨年を上回る
好況とのことでした。
ちょっと明るい話題ですね。

さて、フランコ氏
もうお互い顔見知りですので
「おー!」といいながら、いきなりハグです。
こういったところがフランコ氏のいいところですね。

採寸が始まるとフランコ氏も
真剣な表情になり、オーダー担当のK藤さんに
修正箇所の指示しています。




今回は10周年記念モデルで
ダブルブレストを作ろうと思い
昨年作ったダブルブレストをフランコ氏の参考の為に
着ていきました。
フランコ氏曰く、現在の型紙はかなりの完成度で
出来上がっているので
修正するにしても今のものをベースに修正した方が
いいとのことで従来のフルスペック専用パターンで
今回も作ることにしました。

但し、芯地等の副素材や縫製方法の一部は
10周年記念モデルに準じて
オーダー担当のK藤が工場に指示を出すようです。

出来上がりが楽しみですね。

そして今回選んだ生地ですが
散々紆余曲折へて
結局下の生地になりました。



生地は耳をカットしてあるので
正確にはどこの生地かわかりませんが
風合いからはEトーマスとかでは
ないでしょうか。

この生地は黒に近いチャコールグレーに
白と赤のストライプが入っています。
一歩間違えると下品になるかなと思い
フランコ氏にこの生地にしようと思うと伝えると
日本語で「いいですね~」と言っていました(笑)。

フランコ氏はダメなときは
はっきりNGを出しますので
大丈夫そうです。

さて今回はかなりのオーダーが入ったようなので
出来上がりは1ヶ月以上かかると思います。

出来上がりましたら
又、こちらで紹介しますね。

ビーノ カスタマイズ

2009-10-11 06:57:41 | クルマ・バイク
しつこくビーノ編です。
そろそろ終わりですが・・・

私のダークグリーンのブリティッシュアロー号
(勝手にビーノを命名)ですが
ウィンカーをカスタマイズしました。

オリジナルはこちらですが



やはりこの車体にはスモークでしょ
と思っていたので早速交換しました。

バルブは勿論オレンジなので
作動時はちゃんとオレンジ色で点滅します。

なかなか渋いですね~。



大分運転にも慣れました。
緊張して乗っている時より
こういった時が注意が必要なのですが・・・

さて修理の方ですが
オークションの売主さんのご主人に初めてお会いしたのですが
好青年という感じのとーっても良い方でした。
修理中の会話もとても楽しかったです。
修理はカウルの部品代だけで、すべて修理してくれました。
ほかの気になる点も全部見てくれて
調整をしていただいたので
現在は絶好調です。

売主の方は何でも以前
ホンダのオートバイのメカニックだったとのこと。
道理で手際がいいわけですね。

ということで無事カウルとマッドガードは
修理完了です。



さて秋ということで
ドライブのシーズンですね。



春と今の季節がオープンには
もっとも旬な季節なんです。
ツイードのジャケットにオッドベスト
バタクのモールスキンを合わせて
ドライブに行きたいですね。

ボルサリーノのクリーニング

2009-10-10 05:39:31 | ハット
夏用のボルサリーノ
クリーニングに出していたのですが
やっと先日返ってきました。

クリーニングに出したのが
約3ヶ月前でしたので
夏の後半には間に合うかなと
思っていましたが
考えが甘かったです。

既に衣替えも終わり
ボルサリーノも先日衣替えしましたので
来年の夏、又、活躍してもらいましょう。

かかった費用は9,000円。
日本橋高島屋内のボルサリーノ直営店で
お願いしたのですが
百貨店経由と比べて
1,000円安いです。

クリーニングの内容は帽子のクリーニングと
内側のライニング、外側のリボンを
交換してもらいました。



リボンにはちゃんとボルサリーノの文字も
入ります。



でも夏場は使っているうちに
汗とかで直ぐに消えてしまうですよね~。

クリーニングの出来上がりが
正直言って不安でしたが
光沢も失われず、これなら十分です。

後は納期がもっと早ければ
いいんですけどね~。

早くもビーノ大破!?

2009-10-04 05:25:17 | クルマ・バイク
最近このブログをご覧の方は
なぜこれが英国日記なんだろうと
お思いでしょうが
もうすぐこのシリーズも終了予定ですので
今しばらくご辛抱を・・・

さて、ビーノの整備が終わり
先日車両の受け取りに行ってきました。
今回、オークションで落札したのですが
出品者の方がとても親切な方で
整備も色々サービスでやってくれました。

普通はオークションの場合は
現状渡しでノークレームが基本ですが
ショップで購入した以上の対応で
大変感謝しています。

さて、受け取りですが
一通り説明も受けて
いよいよ乗って帰る事になったのですが
何分30年振りのバイクのライディングです。

実は18歳の時、原付の免許を取り
当時はマニュアル車のMR50という
オフロードタイプのバイクに乗っていました。

練習は近くに白バイ隊員が練習する
オープンのオフロードの練習場があり
よく白バイ隊員と一緒に
その練習場で練習しました。
そしてクルマの免許を取ると
バイクへの興味は冷め中型免許を取ることもなく
クルマに傾倒していきました。

そして30年です。

いや~正直緊張しますね。
それも初めてのオートマ車です。

さて大丈夫かな?と思い
エンジンキーをまわし
セルボタンを押します。

キュルルンと簡単にエンジンがかかります。
キック始動とは違うんですね~。

30年前はまずはエンジンをかけるのが
大変でしたから。

そして、乗る前にバイクを方向転換しようと思い
ハンドルを持ったまま切返しをしようとした
その瞬間!

スロットルが開いてしまい
何とバイクが


無人ウィリー状態に!!


そう、オートマなので
クラッチなんてないのでした・・・

そしてバイクはそのまま転倒
乗る前にして、早くも壊してしまいました。

出品者の方は
バイクショップオーナーのご主人の奥様なのですが


「あーーー!っ」


と大変驚いていました。

「カウル割れちゃいました~。 
 でもお怪我がなくて良かったです・・・」

本当です。いきなり怪我でなく良かったです。

そしていきなり、受け渡しと同時に
出品者の方に部品の手配をお願いした次第です。

壊れたのはリアフェンダーとマッドガード
それ以外は無傷です。
リアフェンダーが割れるほどに
バイクが垂直になったということですね・・・

半分恥ずかしい思いと
今度は大丈夫か?
という緊張感の中

「それではお気をつけて~!」

という
大変心配そうな
大型バイクを颯爽と駆る
奥様の言葉を背に受け、ゆっくりバイクを
運転していきました。

最初はニーグリップも出来ないので
戸惑いがありましたが
30分も乗ると、段々昔の感覚がよみがえり
家に着く頃は、腰で曲がる感覚も思い出し
思わず全開にしてしまうのでした・・・

結構ビーノ2ST早いですね。

レザーヘルメット

2009-10-04 05:10:05 | クルマ・バイク
ビーノ用のヘルメットが届きました。
ビンテージ風のレザーヘルメットです。



頭の中心部分で切り返しがあり
これが結構かっこいいですね。



正にスーツにもっとも合う
ヘルメットのひとつだと思います。

ヘルメットの中はマイナスイオンが発生する
内装材になっているとのこと
効果の程は不明ですが・・・



一応こんなマークも付いていますが
まあ基本的にはハーフヘルメットですから
気休めですね~。



ヘルメットを被ると、やはり暑いです。
まあ仕方ないですね~。
換気の機能もないので。

一応、通勤以外や雨の日用として
ヤマハのこのヘルメットも購入しようと思います。



色は車体の色に合わせて
ダークグレーです。
シールドがちょっとガッチャマン(古い!)風の
ところもいいです。
熱がりの私にはありがたい
外気導入もありますし
JIS2000規格なので
安全性は大幅に高まります。

まずは安全運転しようと思います。