いつか英国日記

英国を中心とした靴、鞄、時計、その他ファッションに関するブログ

サンタマリアノヴェッラのポプリ

2010-04-29 05:37:11 | その他
サンタマリアのオーデコロン
種類はポプリです。

最近、オークションで入手した物です。

香りはポプリ
サンタマリアノヴェッラの説明によると

フィレンツェの丘から採集された草花や植物の実
松ヤニなどを数ヶ月テラコッタの壺に寝かせ
熟成させる過程で誕生する香り。
芳醇でスパイシーな香りは
世界中の人々から愛される
定番フレグランスです。

とあります。

テラコッタとは素焼きの壺のことですが
どんな壺に寝かせるのか
見てみたいですね~。

さてこの商品
オークションですと
イタリアで直接購入された物とかも
出品されていますが
このオーデコロンは
ヤマノアンドアソシエイツが正規輸入した物です。

今、店頭に並んでいるポプリとは
又、パッケージが違いますが
香りは間違いなくポプリでした。

さてこの香り
本当にスパイシーな感じで
私は男性的な香りだと思います。
ファーストノート
セカンドノートと香りが変化していっても
最後まで変な香りにならず
楽しめると思います。

これからの夏に向けて
最適のフレグランスですね。

チンクエクラシコ

2010-04-25 05:08:52 | その他
先日、神戸に行った際、チンクエクラシコさんに
行ってきました。



チンクエクラシコさんと言えば
恐らく関西でもっとも有名なセレクトショップのひとつでは
ないでしょうか。

一度、訪問したいと思っていたので
今回は時間が出来てラッキーでした。

場所は三宮駅から歩いて約7分~8分の
閑静な場所にあります。



1階はカジュアルとなっていて
メインディッシュ!?は地下にあります。

冒頭の写真はその地下の中央のディスプレイです。
いや~イタリア好きなら、たまりませんね~。

そしてお店の雰囲気はとっても落ち着いていて
ゆっくり商品が見られる雰囲気です。



扱っている商品は
ベルヴェストやイザイアのスーツやジャケット
バルバのシャツなど所謂、定番商品ですが、これだけの品揃えは
関西地区では中々ないのではないでしょうか?

又、エドワードグリーンも青山のストラスブルゴ級に
並んでいます。
流石、関西でもっともエドワードグリーンを
売るお店だけありますね~。

買い物も一段落すれば
店内にはカウンターがあり
そこでは何と私が大好きなネスプレッソが!

エスプレッソを飲みながら
ゆっくりお店の方とお話も出来ます。
流石セレクトショップですね。

お世話になったU山さん
ありがとうございました。

そして私が購入した物。
Web販売でも気になっていた物です。



詳しくは「いつかタリアセン日記」こちら
紹介していますので
宜しければ覘いてみて下さい。

チンクエクラシコさん、落ち着いて楽しく買い物が出来る
とても良いお店でした。

パーソナルテーラーのクラブタイ

2010-04-24 05:03:22 | タイ
最近、いつもお世話になっている
銀座のパーソナルテーラーのタイです。
先日、予約し店舗で購入しました。

タイと言っても「クラブタイ」との
定義がされたスペシャルなタイです。

オーナー氏、曰く
「クラブタイとは大概、ストライプの組み合わせですが
今回は特別にクラブ用のタータンを用意しました。」とのこと。
イギリスには
タータンをレジスターするれっきとした協会があり
今回、これとは別に新たなクラブタータンを設計し
認証の申請をされたとのことです。

う~ん、気合が入ってますね。

さてこのタータン、ロード・アランという
タータンとのことです。
ロード・アランとは実際に存在する
著名なイギリスの貴族で
一流の経済誌にも投稿するような文化人ですが
そのコラムはとても辛口だったとのこと。

このヴィンテージタータン
スコットランドのクラブタータンを
専門に織っていたミルの物です。

織は斜め63度、精緻なツイル織。
へヴィーウエイトで目付けは約420g(16オンス)です。
とてもしなやかな生地ですね~。

このタイ、へヴィーオンスな生地を使っている為
芯地を入れるとかえって野暮になるとのことで
芯地なしのしなやかなタイになっています。
しかしながら、型崩れすることもなく
ノットもしっかり決まります。

そして、もうひとつ特徴的なのは
大剣がもっともトラディッショナルな
スクエアカットというところです。

正に正統にして正式なクラブタイです。

タイだけで見るとスポーティなイメージですが
実際はブレザーにも良し
ドレッシーなダブルブレストのスーツにも合う
とても不思議なタイです。

素材はウールですがこの爽やかな表情とドライな質感から
春夏でも問題なさそうです。

そして最後にちょっとした秘密が。

このクラブタイ、私は普段ダブルノットで締めていますが
シングルノットで締めても
この赤のタータン部分が大剣と合う様に設計されています。



正にスペシャルなタイですね。

願わくばクラブメンバーがこのタイを締めて
集う場があれば、とても楽しいと思います。

但し、傍目には怪しすぎですが(笑 。

マドンナ登場

2010-04-18 06:22:07 | その他
このブログ、女性が登場することは
ほとんどありませんが、久々のマドンナ登場です。

バタクハウスカット阪急梅田店のT嶋さんです。

冒頭の写真は「真面目な顔して下さいね~!」と
私が声を掛けて撮影をしたので
やや緊張の面持ちですが
普段はこんなに、にこやかな方です。



バタクハウスカットのブログでは何度かT嶋さんを
拝見していましたが
実際にお会いすると
写真より実際のご本人の方が
遙かに美人です。

「俺は男性より女性に
 メジャーリングしてもらいたいな」というあなた!

是非、スーツをオーダーしに行ってみて下さい。
T嶋さんがプロフェッショナルな手さばきで
的確な採寸をしてくれると思います。



阪急梅田店、K部店長を筆頭に
皆さん楽しいスタッフの方々ですので
初めての方でも
リラックスしてスーツがオーダー出来ると思います。

きっとK部店長のダジャレも聞ける事でしょう。

そして
一度お客さんを集めて
「ジェントルメンズサミット イン 大阪」が開催出来たら
楽しいですね。

そんなことを思いながら
又、大阪に行きたい今日この頃です。

バタクハウスカットのタイ

2010-04-17 05:09:00 | タイ
バタクハウスカットのタイです。



先日、大阪に行った時に購入しました。

このタイ、黒とシルバーの格子柄の
タイになっています。
大剣を良く見るとわかりますが
織が互い違いになっている
凝った作りになっています。



実はK部店長がこのタイをしているのを見て

「これはカッコイイ!」

と思い購入した次第です。

他の方がしているタイを見て
カッコイイと思って購入するというのは
初めての経験でした。

このタイ、黒とシルバーの格子になっていますので
基本的にはグレー系のスーツに合わせやすいと
思います。

又、シャツの色によっては
ネイビー系の3Pとかでも良いと思います。

作りはヘビーオンスと言っても良いくらいの
かなり重たいシルクを使っています。
タイを締めたときに、しっかりノットが決まり
緩みにくい作りです。

流石バタクハウスカット、N寺氏の監修でしょうか
小物にも拘りがあります。

そしていざ締めてみると
華やかでドレッシーなイメージになります。

これならスーツだけでなく
パーティスーツに
合わせても良さそうです。

ということで図らずも
K部店長とお揃いのタイの図。



いや、何かちょっと恥ずかしいですね(笑

大阪の夜

2010-04-11 05:38:27 | その他
先日バタクハウスカット梅田店を
急襲した晩はもちろん行きました
大阪、夜の探検隊です。

まずはK部店長と突入したのは
フランス料理店オリビエ・ル・フランソワです。



冒頭の写真、何と店頭にはムーラン・ルージュが!
この外観まるでパリですね。
お店のエントランスを通ると
そこはリトルフランス!



気取った本格レストランというよりは
ビストロ的なカジュアルなレストランです。
店内はとても落ち着いた雰囲気で
内装が手作り感いっぱいのフランスのようで
(行ったことはありませんが)
何だかパリにいるような気になりました。
Bonsoir !

K部店長も気のせいか
フランスの香りが。



料理は本格的なフランス料理でした。
コースメニューをK部店長は予約していてくれましたが
どの品もとっても美味しくいただけました。

特に私はテリーヌ系が苦手なのですが
テリーヌも絶品の美味しさです。

メインディッシュからデザートまで
楽しい会話のせいもあり
あっという間でした。

そして次に訪れたのは
天劇キネマトロンに隣接されているAManTo Bar 朱夏。




ディープな入り口。
どうやってK部店長はこういうお店を
開拓するのでしょう。

店内はとてもくつろげる空間です。
初めて来た気がしませんでした。



内装がレトロな良い雰囲気ですね~



なんとこの本棚が開くようになっています。
まるで隠し部屋のようですが
そしてそこには何と!



小さな映画館がありました。
何でも自主制作映画の上映をしているそうです。

そして気づけば日付変更線も超えていたので
スタッフのワンちゃんに見送られ
お店を後にしたのでした。



大阪、ステキな街ですね。



そして気づけば今日はマイバースデイ。
K部店長、今後も宜しくお願いします。

シャキーンッ!


フランコプリンツィバリ春夏スミズーラ会

2010-04-10 04:28:05 | スーツ
もう既に定例行事となった
フランコプリンツィバリのスミズーラ会です。
先週の日曜日、今回は伊勢丹ではなく
日本橋三越の方に参加しました。

フランコ氏、既に顔見知り状態なので
ハグしながら半年振りの再会を祝いました。

いつもながら、癒されますフランコ氏。
赤いジャケットの女性はいつも通訳の方。
このコンビですと私もリラックスして
色々話が出来ます。



さて、まずは今回のスーツの仕様について
要望を伝えます。

今回のオーダー内容はツーピース。
三つボタンの段返りで
パターンは色々修正を繰り返した私専用のパターンです。

仕様は夏仕様のレジュリシッモです。
レジュリッシモはかなり裏地や肩のパッドを
軽量にした盛夏用のスーツです。

MEN’S Exに「夏用でも総裏にしなさい」と
編集の方がフランコ氏にアドバイスされている記事があったので
フランコ氏に恐る恐る
「やはり、背中の裏地はつけた方がいいですよね?」と
確認したところ、3シーズンで着るならその方がベストだが
夏用として着るのなら、日本の夏はとても暑いので
背抜きでいいとのお許しが出ました。



因みに下の写真で左側にいらしゃるのは三陽商会のK藤氏です。
日本での仕様の確認や、フランコ氏や顧客が色々な仕様の変更をした時
工場で技術的に対応可能か?等の技術的なサポートしてくださる方です。



さて、いつもながらの採寸です。
といっても何度もオーダーしているので
前回オーダーしたものに対して
修正箇所があるのかの確認です。

下の写真は、ウェストコートのフィッティング状態を
確認しているところです。



ややリバウンド気味なので
上着やトラウザースのフィティングを確認してもらいました。
(今回はウエストを2cmほど大きくすることにしました 汗)

さて無事に採寸も終わったところで
売り場を見回すと
貴重な写真が展示してありました。

一枚目の中央の写真、フランコ氏の30代の時の写真です。


拡大

フランコ氏によると、ご子息が今、この写真と同じくらいの年齢だとの事でした。



そして正面ディスプレイに飾ってあった写真。

そう、私をフランコ氏に引き合わせてくれた方
服飾評論家の故落合正勝氏とのスナップです。



この写真を見ると私もウルウルしてしまいますね~。
落合氏もオーダー会の時は顔を出していたようなので
一度お会いしたかったです。

さて、今回選んだ生地はこちら。



グレーのストライプです。

生地はグアベロにしました。

グアベロ社は1815年にイタリアのビエラに設立され、
今はマルゾットグループの基幹企業です。

グアベロでは生地を織る時一気に織るのではなく
生産途中で確認しながら1cmずつ織りすすめていくという
逸話があるほど、品質には定評のあるミルです。

フランコ氏もこの生地は良いとのお墨付きでした。

さて出来上がりは5月末位でしょうか。
楽しみですね。

バタクハウスカットのイージーオーダースーツ

2010-04-04 05:02:35 | スーツ
さて、いつもお世話になっている
バタクハウスカットK部店長の登場です!

今日も男前ですね~。

そしてK部店長が御召しになっているのが
イージーオーダーのスーツです。
見た目の雰囲気はビスポークのようにも
見えます。

それもそのはず、かなりの部分を
ビスポークの職人さんが縫っているとの事でした。

実際にスーツを仔細に拝見させていただきました。

例えばスーツの内側も裏地の縫製ひとつとっても
パターンオーダーと
仕上げが違うように見えます。



そしてすぐに分かるのが
トラウザース。



ウエスト周りの芯地がまったく違います。
かなり厚くしっかりした張りのあるものが使われています。
又、使われているウエスト調整部分の金具や
ファスナーなどもより高級な素材が使われていました。

そしてネームタグ。



バタクハウスカットではなく
なぜかビスポークとまったく同じバタクのタグになっています。

着用した雰囲気ですと
全体のより体を丸く包む雰囲気や肩周り処理
そして後ろから見たときの背中のラインやウエストのフィッティング感が
やはりパターンオーダーと違います。
まさにビスポークの雰囲気です。




それもそのはず
ある意味企業秘密とも言える
オーダーシートを見せていただきましたが
なんとモデリストのN寺氏が
型紙を細かく修正指示していました。

これは正しくビスポークでのノウハウがふんだんにある
ビスポークテーラーでないと
こんなことは出来ないと思います。

ビスポークテーラーがイージーオーダー製品を展開すると
こういうレベルになってしまうのですね。

う~ん、バタクハウスカット恐るべし!

ビスポークはしたいけど
価格的にはそこまでは踏み切れないというあなた!
絶対にイージーオーダーはお薦めだと思います。
かなりビスポークスーツに近い雰囲気を味わえると思います。

但し、これをきっかけに最終的にビスポークに行ってしまっても
当方は一切責任を持ちません(笑。

因みにウェストコートはダブルでした。
これもかっこいいですね~。



私も秋冬はこの仕様でイージーオーダー用に
予算を確保しようと思います(笑。

2010.4.10追記
今は従来工場で行っていたイージーオーダーと
区別する為に、上記の仕様のスーツは
「ハウスオーダー」との
呼び名になっているとのことです。


バタクハウスカット梅田店 レポート

2010-04-03 05:02:54 | スーツ
2ヶ月ぶりに、またまた急襲
バタクハスカット梅田店です。

冒頭の写真はお店のイメージとなる
ディスプレイですが、代官山のバタクを連想させる
いかにもテーラーというディスプレイですね。

バタクハウスカットを代表するハウスモデル
のサビル・ロウ ドレープカットです。

3P、ダブルブレスト共に
やっぱりカッコイイですね~。

よく以前に比べると
ウエストの絞込みが緩やかになったといいますが
まだまだブリティッシュトラッド系のスーツを
体現している、美しいラインだと思います。

以前よりさらに洗練が増し
大人のスーツ感が増したと思います。

そして梅田店のK部店長にエスコートされ
阪急メンズ館の地下一階に行ってみると
何と!ドーンとバタクハウスカットコーナーが
作られていました。



なんとディスプレイは4体
地下の連絡口から入ると直ぐのところにあるので
かなりの注目度です。

現実に私が撮影している間も
何人かのお客様が足を止めて
興味深く見ていらっしゃいました。

すかさずK部店長がディスプレイを見ているお客様に
名刺を渡すところもチェックしちゃいました!

まず一番手前のモデルですが
フォーマル用に使える拝みボタンの黒の3Pです。
私が今、非日常の場面では一番欲しいモデルです。
写真が見づらくて恐縮ですが
ウエストコートはダブルで、とてもエレガントなモデルです。


拡大写真

そしてこちらは茶系の3P
ウエストコートが襟付きのタイプです。
このポケットのラインとか胸周りのドレープ感
全体のイメージが
たまらなくステキですね~。


拡大写真

そしてバタクと言えばダブルブレスト。


拡大写真

コート(上着)の下にはシングルのウエストコートを
着用していました。
今後ダブルブレストをオーダーするときは
このウエストコートもオーダーしようと思います。

そして最後はカジュアルモデル。
私のバタクハウスカットのイメージはとってもドレッシーな
イメージがあるので、このコーディネイトはとても新鮮です。


拡大写真

次回は実際に作られたイージーオーダーの
スーツをご紹介しようと思います。 続