~波の数だけグチらせて!

H漫画家・あかりきょうすけ(灯喬介)の活動日記です。

担当編集さんに恵まれている。

2023年07月21日 | 「漫画」


なかなか一つの雑誌で長く載せてもらうことがなかった僕ですが…。
いまお世話になっているコミック激ヤバ!さんに初めて載せてもらったのが2013/07/10ですので、ついに今月で満10年ということになります。
しみじみと、ありがたいなぁ…と実感しております。
そして何より、買い支えて頂いている皆様に、心から感謝いたします。

雑誌は必ずしも厳しい縛りがあるわけではないのですが、ほぼ近〇相〇モノのジャンルで提出させていただいております。
最初はものすごく抵抗感がありまして、担当さんにあれが嫌だこれが嫌だと、第三者からしたら取るに足らない内容のメールを送ってしまったりもしました。
それでもいま、むしろこうして嬉々としてそのジャンルで描くことができるのは、担当さんが語ってくれた解釈によるものです。
つまり、短いページでより濃いドラマを描くことができるという点では「タブーな人間関係」はむしろ有利なのではないかという解釈です。
いつも漠然と、何かを凝縮したい、集約させたいというという望みを持っていると自分では思っていたので、その解釈はすごく心に響きました。
もともと愚痴の多い人間だったので(このブログのタイトルにもありますが)それはいつも何事にも解釈が足りていないから出てしまうのだというのも判りました。
そういうことを含め、いまの担当さんになってから僕はずいぶん考え方が変わったと思います。
そして相当自由に描かせてももらっています。これにはもう、特に感謝しております。

僕は何度かの局面で何人もの編集さんに助けられていますが、ひとつ不思議な共通点があります。
それは、その人たちが皆そろいもそろって、僕と同じ干支なのです。
同い年、もしくは12歳ちがいという。
不思議な縁です。

ずっと自分は間違っていた。

2023年07月11日 | 「漫画」


ちょっと体調を崩していましたが、完全回復しました。
動きがままならない時間を過ごしたぶん、少しだけですが頭が働くようになったような気がします。
ない頭が少し働いても、たかが知れているかもしれませんが。

僕はこれまでずっと「それはそれ、これはこれ」という自分の割り切りを正しいことだと思って生きてきました。
だから世の中で悪さした人が映像に出たり音楽を作ろうが「人と作品は別」と簡単に割り切れました。
そしてすぐに割り切れる自分はかっこいいと思ってました。

何かを合理的に割り切るときって多分、人は左側の脳で処理してると思うんです。
でも、例えば映像とか音楽とか文字とか漫画とか、喜怒哀楽を巻き込む娯楽は、同時に右側の脳もすごく使ってると思うんです。

そうなるとじゃあ、全部を合理的に処理するなんて出来ない人がいても当たり前で、むしろそれが当然のことなのかもしれないとこのところ、ようやくそこに考え至るようになりました。

そして僕がなんでも割り切れるのはただ単に想像力が欠落していてなんでも冷たく簡単に「他人事」だと思っているからなのだと。
心も思慮も足りない人間なんです。
本当に致命的な欠陥だと思うようになりました。想像力が必要な仕事なのに。

前置きが長くなりました。

このブログ、ある時期までさかのぼると、意味不明なまでのとにかく異様に鼻につくようなリア充自慢ブログだったと思います。
理由は、今なら正直に言えます。
漫画で思うように活躍できていないので書くことがなく負け惜しみでリアルは充実しているぜと吠えている、虚勢なんです。
本当はその書き込みもすべて消去したいところなんですが…。
どうにもマズい数件を除き、自分への罰でいまだに当時の記事を残して恥を晒しています。

僕の漫画を気に入って下さった読者の方が、たまたま検索でこのブログにたどり着き、記事を読んだとして。
「何だコイツ、ブログ読んだら漫画買って損した気分になったわ」と思ってしまっても全然不思議じゃないと思うのです。今では。

ところが当時の自分ときたら、まぁこんななのです。
「それはそれ、これはこれって分けて考えてくれや」
「作品は作品、俺は俺で別物なんだから好きにやるわ」
そんな思い違い(いや思い上がり)をして、それを相手に強要しているのでああいう変なブログを平気でアップしていたんですよね。間違いないです。
作品を購入頂いてることに感謝できていたら、ああいう動きにはならない。

ここ数年は、そういうことを反省しつつブログを書いています。
(だいぶおじさんになりましたが、まだ成長できると信じています)

気が付いたら20年やってた。

2023年04月22日 | 「漫画」


灯喬介という名前で初めて雑誌に載ったのが2003年。
今はひらがなに変えましたがそれから20年経っていました。

それで最近ちょっとヤバいなと思うことがありまして…。
年相応なんでしょうが性欲が落ちてきてるんです。
僕の場合、エロ漫画を描くエネルギーがただただ性欲なので
そこが弱くなると展開的に押し切れない場面が増えるんですね。

「なんでこの2人は体を重ねる必要があるんだろう」みたいな
こういう冷めた疑問が増えてくるんです。

血のめぐりが良かった以前であれば
「こいつらはサカってるからヤるんだ、理由なんかあるか」
「まず俺がヤリたいんだ、こういうセックスをしたいんだ」
と己の勃起情念だけで描けたような気がしています。

なので…最近は行為に至るまで話の段取りが増えたかもしれません。
あまりまどろっこしくならないよう気を付けてはいるのですが。

というわけで…
今制作中の義母モノでは、そこの改善を一番に取り組んでいます。
(性欲自体はどうにもなりませんが、お話のテンションを)

新聞に初めて載りました!

2023年04月06日 | 「漫画」


本当にね、何があるかわからないものだなぁと、心から思うのです。
なんと東京スポーツさんにインタビュー記事を掲載していただきました。
東スポさんの紙面真ん中あたり、世のお父さんの大好きなピンクエリアに
セクシー女優のMINAMOさんの隔週連載で、Hな漫画を描いてる作家と対談する
コーナーがあり、そこに今回取り上げてもらったのです。

対面とリモートが選べたのですが、結局確実な対面でお願いしました。
MINAMOさんは僕が言うまでもなくお美しい方で、対談中はだいぶアガりました。
アガってないフリをすると、余計なことをペラペラと話してしまうもので
20歳の頃に月刊少年誌で読み切りデビューしたことや当時の担当編集から教わった
漫画の構成とかの技術論をまるで習得してるかのように話してしまいました。
紙面は文字数から省略もあるのでより断定的な語尾になってるので…
さらに痛々しいことになってます。

隔週掲載で予定ではあと2回あるそうです。

タイトルや見出しで誤解を受けそうなのでここではっきりと言いますが
マインドとしては少年漫画出身ではなく風俗体験漫画出身です。
抜ける漫画が一番偉い世界でお仕事させていただいています。