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体系的廃棄を促す新型コロナウイルス
新型コロナウイルスの世界的な感染拡大は病理上の問題だけでなく、いままで気にしていなかった国家や社会そして個々人の人間の内面までをもさらけださせているように感じます。
日々、人間の営為を深く観察する友人はこの問題について次のようにコメントしています。
ウィルス感染による学校や公的機関の閉鎖、あるいは店舗や工場の閉鎖などが続いています。
また、ウィルス対策の過程において、本来的確な判断をしなければならない省庁がうまく機能しないなどの障害が発生しています。
一つ一つを挙げればキリが無いのですが、ここで見えてくることは、私たちが暮らしていく上で、必要なものとそうでないものの峻別ができるということです。
今のように社会システムが滞っていると、本当に必要なものと要らないものを国民自身が見分けることになります。
さらに言うと、今まで信頼していたものや権威があったものが実は何の役にも立たないという事例を目の当たりにします。
政治、医療システム、メディアの存在、教育システムなど、ことごとくその価値が問われています。
つまり今の状況は、私たち一人一人の価値観が変化する分岐点にあるということです。
今まで価値があったと思われていたものが崩れ、本当は高い価値を有していながらあまり注目されていなかったものが尊重される時代が来ようとしています。
私たちは今こそ真実を見抜く力を発揮する時だと思います。
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