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current topics(228): 築地仲卸理事長に移転慎重派
築地市場の水産仲卸団体、東京魚市場卸協同組合の理事長選挙が31日に行われ、大差で移転慎重派の理事長が誕生しました。これについて、情報筋は以下のようなお話を寄せています。
もともと水産仲卸の組合員たちは、豊洲に行きたくないのが本音なので自然の流れです。
総代86人(組合員554人)のうち移転延期派は少なくとも69人、不明が10人余りで、移転推進派は数人とみられていました。
今回の選挙結果は予測されたことではありましたが、
第9回目の地下水モニタリング調査や豊洲開場後の収支が年間100億円弱の赤字になるとの試算などから、
今後のモニタリング調査の結果を待たずして、「豊洲に行きたくない」という空気が大勢を占めていたようです。
しかし、水産卸協同組合が豊洲に嫌気を差した本当の理由は、
豊洲市場の土地の取得、建設の入札談合、それに伴う利権などが露呈されてきたことにあります。
東京都が過去に遡り様々な不信を払拭することができたとしても、
すでに取り返しのつかない段階に入っているのではないでしょうか。
水産仲卸協同組合の理事長選挙の結果が築地に大きな影響を与えるので、
豊洲への移転は厳しさを増し、白紙になる可能性が一気に高まったと考えられます。
東京都は白紙撤回後の代替案の具体化が急がれます。
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