先日同じ筑豊地方で行われた糸田祇園山笠が開催された糸田町から、車で20分も走ると田川市の市街地に着くことができる。
糸田祇園山笠の次の週末に、風治八幡宮川渡御神幸祭が2日にわたって行われる。
田川市は明治時代から、日本の近代化を支えてきた石炭産業の中心的役割を果たしてきてた。
やがてエネルギー転換が図られ、石炭から石油へとその座をとって代わられた。
かって筑豊の川は、五平太舟が川に浮かび石炭を運んでいた。
このような風土のなかで、炭鉱従事者を男気があるとして「川筋男」と人は呼んでいた。
「月が~出た出た月が~出た~」と歌われた炭坑節発祥の地である田川市で、450年の伝統ある祭り風治八幡宮川渡御神幸祭が行われた。