左手には海、右手には山

2009-05-22 13:31:51 | 旅行
8時34分、秋田行きの特急「いなほ」に乗って北を目指します。

このあたりもあまり頭がさえていなかったので、そんなに風景とかをしっかり覚えていません。

でも何回も言うように、水面に生える稲がさわやかでした。

ところどころ、周りに水田しかないのに駅があったりして、

「どんな人が利用するんだろうなー」とか考え込んでしまいました。



それに、ちょっと景色が単調なんで…やっぱり少しまどろんでいたみたいです。記憶がないところが少し。気づいたら新潟の北のあたりにやってきていました。

このあたりに来ると、進行方向左手には日本海を眺めることができます。そして右手には山が迫って来ていて、民家はあまりないようです。大きな都市もなく、なるほど、時刻表を見ていても電車の数が少ない理由が納得できます。それでも、時々小さな駅にも特急は停車します。確実に利用者はいるんでしょうね。

それにしても日本海には波しぶきが似合います(といっても天気はいいのでそれほど波は強くないですが)。ジェロが歌う曲にも確か日本海側の地名が出て来ていて(確か「出雲崎」で、ここらへんとは違うんですが)、なんかとてもいい雰囲気でしたね。やっぱり太平洋とはちょっと違う空気が流れているみたいです。

そんなこんなで山形県に入りましたが、当分は同じような風景が続きました。特に山肌が海岸線近くまで迫ってきているところがありトンネルも多く、満足いくように景色が見られなかったのは残念でした。それにしても、こんなところで一度途中下車してみたいなぁ、というのはやはりそういう血が流れているからでしょうか。


しかし、山形県を北上していくと、ようやく風景にも変化が現われました。いったん内陸側に線路が方向をかえ、それと同時に日本海もしばらく顔を見せなくなるのですが、その代りにまたもや一面の水田が姿を現しました。しかも今度は、民家がほとんど見えなくて、文字通りあたり一面水田なのです。そして右手の遠くには月山が。最初は鳥海山だと思っていたのですが、それはもっと北にあるようです。

余目を過ぎると、日本三大急流の最上川をまたぎます。

まさにこの時期、

五月雨を 集めて速し 最上川

ですね(旧仮名遣いが分からなかったので、現代仮名遣いで。それに漢字の変換も本物とは違うと思います)。ただし何回も言うように、今日は快晴なんですが。

因みに日本三大急流はほかに、球磨川(熊本)と富士川(静岡)だそうです。

このあたりからはずっと水田が続きました。そして秋田県に入ろうとするあたりで再度日本海が姿を。このあたり、自然の砂浜が残っていたのが印象的でした。

やがて右手に鳥海山が現われて、しばし見入ってしまいました。ケータイのカメラを使ったんですが、あまりきれいに映らない(笑)。今度はデジカメで…と前から思ってるんですけど、なぜかその前にどっかに行ってしまう傾向があるようですね。

いよいよ秋田県ですが、このあたりは本当に稲作地帯らしく、基本的に水田がつきものですね。新潟はコシヒカリ、秋田は秋田こまちなんですけど、山形県のブランド米って何なんでしょうか?ちなみにひとみぼれは岩手でしたっけ?



そんなこんなで、正午過ぎに秋田に到着しました。ここが今回の目的地です。昨日の晩10時過ぎから半日以上、とても時間がかかりました。それでも立山連峰での朝日に始まり、確実に移動してきたんだなぁ、としみじみとしましたね。これだけのい時間電車に乗ってるというのもなかなかないもんです。


さて、そんなわけで目的地に着いたわけですが、ここからの予定がまったくの白紙で。ひとまず駅を降りて情報を漁ることにします。

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