初九州は興味津々

下関で１５分ほど停車し、機関車を付け替え関門トンネルをくぐります。
下関では、はやぶさと富士を切り離すのですが、はやぶさはそのまま発車してしまいます。
最初、僕はホームで写真を撮っていたのですが、いやな予感がして、列車に乗りました。
いやあ、あのままホームにいたら、終わってました（笑）

小倉を出発すると、いよいよ本格的な九州街道を走ります。
あたりには、元八幡製鉄所跡にある、スペースワールドがあり、その他にも九州工大前、教育大前、福工大前、九産大前、と、異様に「大学」の名前を冠した駅を通過。
ただ、このときは少し眠く、博多に着くまで寝台で寝てしまいました。
博多の一つ手前、吉塚駅を通過した時に目が覚めました。

博多に到着。
九州新幹線乗り入れの工事もしているらしく、半ば工事現場化していました。
どうやら、遅れは取り戻したらしく、定刻通り博多を通過。

ここから、郊外を主に走り、佐賀の鳥栖、福岡の久留米に停車。
鳥栖からは、佐賀、長崎のほうに路線が分岐。
久留米からは、由布院を経由し、大分に続く路線が分岐。

最近は温泉に行ってみたくて、由布院も別府も、そのうち訪れてみようと思います。

あたりは主に水田。こちらは、関東と違って、少しだけ成長が遅いようです。
名も知らない小さな駅を数多く通過、やがて大牟田に到着。
隣の寝台に乗車していた方も、この駅で下車されました。

大牟田は、福岡最南端の駅で、次の駅は熊本県。いよいよはやぶさのゴールが見えてきました。

最後尾の客車の窓から、流れゆく景色をぼんやりと見つめます。
スピードはなかなか速く、個人的には満足でした。
それとともに、もう旅が終りに近づいているのを思うと…

１１時４９分、定刻通り熊本に到着。
はやぶさ号、本当にありがとうございました。