越中八尾にて「おわら風の盆(3日目)」を見物。
上新町の町流しを見ることができて、さて他も見ようかなと。
なんとなくだけど『月影ベイベ』の印象をたよりにして、おたや階段へ行ってみた。
人込みに混ざって階段を下りていると、ちょうど前の公演が終わったところだったらしい。
人込みはそれまで階段に座って演舞を見物していた人たちだった。
階段を下りたところで、世話役の人に「自分はたった今、ここを通りがかったんだけど、次の回を見るにはどうしたらいいの?」と尋ねる。
「それなら、先に進んで左に曲がって、すぐまた左に曲がって坂を登ってから左に曲がって、ここへ戻っておいで」と言われた。
次は20:30からで舞台踊りをやるとも。
言われた通り、ぐるっと回って戻る。
階段のそこそこ前の段をキープ。座って次の回を待った。
敷物はなかったけれど、ステージからレインコートを羽織ったままだったので、とりあえず服汚れは回避。
石段なので、お尻が痛い~。あ、さっきステージで終わず濡れた椅子を拭いてしまったタオルハンカチがあった。
固く絞って、展示館の細長い傘袋に入れたままにしておいたのを座布団替わりにあてた。
(立ち上がった時にちゃんとキープしなくちゃね。高価なハンカチだから)
この日はさんざ待ち続けたので30分ぐらいの「待ち」はもう平気。
(荷物を軽くしておいてよかった)
雨もどうにか降りだすことなく経過。
開演間近に踊り子さんが出てきて位置確認。
再び引き上げた。
鏡町の衣装は中高生の「少年女子」とお姉さんの「青年女子」の衣装が違うので、初々しさと色っぽさが明確で興味深い。
『月影ベイベ』ではヒロインの蛍子ちゃんの親友・里央ちゃんの出身町。
そして鏡町にはかつて花街があったことから、踊りも芸妓踊りの名残があるらしい。
鏡町は短冊状に細長く、メイン通りの真ん中に「おたや階段」があるせいか、通りを歩くのではなくて
階段下の広場が踊り披露の会場となっているようだ。
そして、演舞が始まった。
急な雨が降っても大丈夫なように、地方の方々は屋根の下。
主に動画を撮影していたので、写真撮影の方はいまいち?
男踊りの案山子のポーズを長くキープするなど特徴的な部分もあって面白い。
青年女子のお姉さま方も登場して、盛り上がってきた。
やっぱ、衣装が他の町と違うし、同じ振り付けのはずなのに、どことなく艶っぽい、ような。
そして、混合踊り(夫婦踊りともいうらしい)
おぉ。これが。
ちょっと遠いけど、決めのポーズが撮影できた。
退場が名残惜しい~。
事前に「鏡町の踊りがみたい」とか「おたや階段で見たい」と思っていたわけじゃないけど、
昼間に街歩きをしていて、「そういえば『月影ベイベ』でも描かれていたなぁ」とぼんやり思った程度だった。
そんな薄い記憶を頼りにして迷い込んだ場所だったけど、見物できてよかった。
写真は撮りすぎないように、なるべく自分の目で踊りをちゃんと見るようにと思っていたけれど、
ついつい上手くもない写真撮影に走ってしまったなぁ。
実際、戻ってからパソコンでググってみると鮮明な写真で紹介しているブログやYouTube動画が溢れているわけで。
今さらこんな下手なブレブレ写真をblogをUpしてどうするの。
個人的な思い出にしておくレベルではないか~と思ってしまうんだけど。
ま、あくまで個人的な思い出として。
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