去年の今は午後に起きる大惨事など想像もしていませんでした。
息子は登校し、夫は職場に、息子1は12日に東京に戻るため最後の休日をまったりと過ごしていたのでした。
お昼ご飯を食べてさらにまったりとしていたあの午後。
久しぶりの激しい地震にテレビをつけると宮城県沖が震源地らしい。
そういえばこのところあの辺りは地震が何回かあったよねえ、などと思いながら
「津波警報と言ったってどうせ来ないでしょ」と今思えばとんでもないことを息子と話したりしていました。
定点カメラの映像はどの地も穏やかで、堤防では人が海の方を見ている様子も映されていました。
ただアナウンサーだけが切羽詰まった感じで避難を呼びかけていた・・・
その後次々と分かってきたとてつもない被害と惨事。
あの時はもう日本は終わりかなとも思ったこともありました。
復興に向かっている・・・そうなのだろうか・・・
ここ新潟県には今だに7000人もの福島の方が暮らしています。
放射能から子供を守る為にという方が多いようです。
最近特集されている震災のテレビ番組を見ていてもまだまだ希望という言葉からはかけ離れているのが現実みたいで
それらを見ているとどうしたらいいのか私には全くわかりません。
そしてその無力さを痛感するのです。
先日日本国籍を取得したドナルド・キーンさんが新聞の取材で「日本にはがっかりした」と言っていました。
あんな事があったのに今の東京はまた不必要な電気でキラッキラになっていると。
私もそう思います。
新潟もまだまだ電力供給が充分ではないのにどこでも明るい・・・
・・・とまあ、いろいろ世間に不満はあるけれど自分に出来る事は少しでも実践しなくては。
この日は被災した方を思いながら、また自分の有様を確認する日にしたいと思っているこの頃です。