「あいぜんさん、どうしたの?。おなかいたいの?。」
「胸が痛いんだ。」
「おおきい喜助にあいたいの?。」
「うん、会いたい・・・。」
「あいぜんさんは、喜助がだいすきなんだね。」
「うん大好きだよ、とっても。」
「わかった。」
そう言うと、ちったい浦原さんは藍染さんの目の前からフワッと消えました。
次の日からちったい浦原さんは藍染さんの所に現れなくなりました。
一体ちったい浦原さんはどこに消えたのでしょう?。
その晩、浦原隊長が久し振りに藍染さんを訪ねて来ました。
「実験が長引いて体調を崩しちゃって、ご無沙汰しちゃいましたあ。」
藍染さんはそんな浦原さんにちったい浦原の事をお話ししました。
浦原さんはうんうん頷いてから優しく笑って答えます。
「それは魂が会いたがってたんでしょうねえ。」
「魂が?。」
「雨月物語とか、昔のお話しにはそういうのがいくつかあるでしょう?。きっとあたし、藍染さんに会いたかったんすよ。だからちったい姿になって貴方の前に現れた・・・。」
「そういうものですか?。」
「きっとそういうものっすよv。」
「そう・・・・、おそらくそうですね、・・・・ええ、きっと・・・・。」
二人は顔を見合わせにっこりしました。
お月様がとっても綺麗な夜でした・・・・・・・・・。
おしまいv。