暑い季節の到来です。私には、苦手な季節。食欲の低下はさることながら、火の前で料理を作るのも萎えてしまう。
そんなとき、ふと、これは良い!と料理の動画に出てきたのが紫蘇(しそ)料理。
簡単かつ、白いご飯もすすみそう。
この紫蘇は、太古中国の名医、華佗に由来します。その紹介がこちら☟
華佗は医術や薬の処方に詳しく、麻酔を最初に発明したとされており、「麻沸散」と呼ばれる麻酔薬使って腹部切開手術を行なったといわれています。民衆から「神医」と呼ばれていました。
以前、李氏朝鮮時代のホジュンについて書きました。ホジュンは16世紀から17世紀のことで、李氏朝鮮王朝の時代、開腹手術をしたり、既成の概念に囚われず、また、権力にも屈することなく、医学の道をまっとうしました。あまりに、感動し私は2度も何十話もある韓ドラを見てしまいました。
華佗の逸話とホジュンの逸話が重なります。華佗は西暦2世紀の人物、三国志の曹操に仕えた逸話からも、ホジュンよりもずっと以前に生き、その時代において、薬草を煎じ、開腹手術などを行い、人々を病の苦難から救った神医だったといえます。
三国志の曹操に縁があり、三国志のアニメもでもでてきます。
著書の中に出てきます名医、華佗については、日本道院のホームページに詳細が書かれておりました。そちらからも一部抜粋いたします。☟
華祖は三国志に登場する華佗のことです。道院では救済事業を司る慈院にお祀りしています。扶乩(フーチ)において方壇(※)に降りられ、一人一人に合せた漢方の処方や治療法を教示されていました。
※方壇とは、病気や怪我に対する治療法を神仙に伺う扶乩のことのようです。
道院の日本人の女性が、持病について華祖より漢方の処方を賜り、漢方を服用し治癒したことが伝聞で伝わっています。
性を養う術(養生術)に通暁し、漢方に精通し、用いる薬は数種のみで、これを処方し、鍼灸を数所に施すだけで、華佗は患者を治したようです。
鍼灸が通じない病が重い者には、切開し、腹背を破し、腸胃を断じ、疾を除いて傷を縫うことまで行います。
また、すぐに愈(癒)する神膏を伝えた。済南母院の方壇に降臨し、扶乩にて『青嚢秘錄』※『金匱丹方』を伝えます。
アニメではこんな感じ☟
『青嚢秘錄』については、混乱した世情の中で著書は華佗の妻によって燃やされて幻の著とされています。
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日本道院にて『青嚢秘錄』は現在閲覧できます。私が漢方医なら、手にして読んでみたいですね。全くわからないかもですが、しかし、神医の著をやはり見てみたいです。
それは、東洋医学の医論を、扶乩で華祖が再現したものであり、古い漢文のようです。
日本語訳はまだありませんが、古い漢文かつ、東洋医学に精通している人など興味がある方は、道院にて閲覧できるようですね。日本語訳もできる方がいると、太古の自然に根差した医学の煌めき✨が現代に蘇るようにも思います。
道院ホームページより
【画像は、お借りしました。】