日本神話で、塩といえば、
イザナギ様、イザナミ様の二神が天上にある「天の浮橋」にお立ちになり、「天の沼矛」で海原をかき回すと、その矛より滴る潮(塩)がおのずと凝り固まって島となる話があります。この島が「自凝島(おのころじま)」です。
今日は、おのころ島に注目します。なぜなら、おのころ神社に参拝予定だからです。
「自ら凝り固まった島」ということで「自凝島」。
おのころ神社は、淡路島の中にあって、イザナギ・イザナミの二神をお祀りしており、地元ではこの山全体を「おのころさん」と呼び御神体として大切にしているようです。山上に向かって階段が天に届くかのようにまっすぐに伸びているようです。
ところで、前回の聖書の地の塩(The salt of the earth.)の話、「山上の垂訓」として知られるイエスキリストの言葉は下記でした。
「あなたがたは、地の塩である。もし塩のききめがなくなったら、何によってその味が取りもどされようか〈略〉」
おのころ島は山全体が御神体ですが、おのころさんの山上に向かって階段が天に届くかのようにあるようで、山上に神社があり、イザナギ、イザナミ様、ククリヒメ様がお祀りされているようです。
天の(高い所から)コオロコオロして下垂れた塩により、固まったのが最初の地。
🫧泡が塩に固まり地に鳴る島🏝️。淡路島。鳴門の渦潮🌀🌀が近くにあります。
言葉遊びですが
国産み神話は、滴る(下垂る)塩が地に。イエス様の山上の垂訓は、地の塩。
なんだか似てませんか!?
「おのころ」とは、「自凝」とかきます。
神話は国産みの話で壮大な何かを感じますけど、高い所から右回り、左回りにコオロコオロ、🌀🌀。自然が凝るにも、人が凝るにも、右回り左回りあったりするかもですね。気も身体で回ります。男性と女性は気の回り方が逆みたいです。
一即多、多即一。差別なく、偏らず、均等にコオロコオロです。🌀🌀🌀
ちなみに、宮城県の塩竈神社の社伝では、塩土老翁が製塩法を教えたとされています。
人間の体の中で塩は「細胞外液」に多く含まれていて、この液に細胞は囲まれています。この液体は大切で、全身の細胞に酸素や栄養分を運んだり(➕)、また細胞でできた二酸化炭素や老廃物を肺や腎臓に運び、排出します。(➖)
つまり、塩を含んだ体液は、➕と➖の働きを身体でせっせとしている訳です。そして、この細胞外液の濃度を維持し、細胞が正常に働くのを助けています。
塩NACLはナトリウムイオンNAと塩化物イオンイオンCLという風に、イオンレベルでの働きにわかれせっせと働いてくれます。イザナミ様、イザナギ様も陰陽➕➖の働きで国を産んだように、身体も様々な所で陰陽のバランス☯️を整えて、コオロコオロ、良く鳴る🍥ように、身体を保ってくれているのでしょうね。
体の中の塩分は、腎臓の働き(都海神の管轄)により一定に保たれており、通常の食事や運動をしている場合には足りなくなることはないみたいですが、
下痢や激しい発汗などで塩分が急激に失われると、体はナトリウムが体外に排出されないように制限をし、体内の塩分量と水分量を調整するようです。
すると、体内の水分を少ない状態でキープしようとし、その結果、血液量も低下してしまい、脱水症状となるようですね。
塩分は取りすぎも良くないけど、取らないのも良くない、丁度➕➖0️⃣の中間↔️が良い塩梅になのですね。
今年も梅を漬けました!塩分控えめにしました。良い塩梅に出来ますように。
【画像はお借りしています】