彼(彼女?)は自分のしていることを理解していないのです。
先日私が書いた記事に、哀れというほかないコメントをよこしてきた御仁がいました。内容は以下のとおり。
横山様 宗派を変えませか (名前)
2009-09-05 18:43:06
横山様 そんなに天皇制がお嫌いで 革命やゲバラが好きなら マルクス教団の宗派を変えませんか 今後は 社民党さんや日本共産党さんは あまりにも弱すぎる為 弾圧はないと断定します 極左暴力集団の中核派に宗派をかえませんか 極左暴力集団の中核派なら今後も弾圧があります 革命なんておっそろしいこと目指してるもん当然じゃん(^O^)そしてまた横山様が支援されている カルデロンドンノリコ問題や君が代日の丸問題はむしろ 社民党さん日本共産党さんより 極左暴力集団の中核派の方が御熱心です さあ宗派をかえませんか 適材適所 革命とか人民とか とてつもなく暗い響き
なるほど、書き逃げというやつですね。それとも、以前に「筆坂ファン」と名乗ってむなしい冷やかし与太コメントを投稿していた御仁ですかね?まぁ断定はできませんが、痛々しい冷やかしコメントを投稿するという点では考え方の本質に差がありませんね。
社民党や日本共産党は弱すぎる為弾圧はないと断定しますとは、上記コメントを投稿した御仁は現在の社会状況すらまともに把握していないようですよ。だとしたら、葛飾区における「ビラ配布弾圧事件」をどう説明するのですか。この事件では、荒川庸生さんがオートロックではないマンションのドアポストにビラを配布したことに対する不当弾圧事件です。どのビラを配布していたかというと、日本共産党の「葛飾区議団だより」「東京都議団ニュース」「区民アンケート」および返信用の封筒だったわけです。地方議会の議員―この場合は日本共産党―の議員が所属の選挙母体や後援会とともに議会活動を報告するのは、住民自治という観点から考えるととても大切なことです。葛飾区でのビラ配布弾圧事件では、荒川庸生さんがたんに弾圧されたというにとどまらず日本共産党の議員の議会活動が弾圧されたということです。「葛飾区ビラ配布弾圧事件」は公権力による日本共産党への弾圧がいまでも存在していることを雄弁に物語っています。事件概要などは「ビラ配布の自由を守る会」がホームページ上に書き記しています。
http://homepage2.nifty.com/katusika-bira/
極左暴力集団の中核派(革マル派にも同様のことが当てはまります)に関しては、公権力は、適当にたたいておきながら壊滅させずに泳がせています。なぜならば、中核派、革マル派のようなニセ左翼暴力集団を泳がせておけば、人々に共産主義運動に対するイメージダウンに利用できるからです。現在の公安警察にとっての本当の敵は、やはり日本共産党です。日本共産党は国会、地方議会に議席を有しており、いろいろな地域、職場、学園に支部を形成して要求実現運動にとりくんでいます。よく知られているところでは、志位委員長が国会でキャノンの横暴などを正すように国会で追及するなど草の根の問題を国会にまで届けて大資本の横暴に正面から立ち向かっています。反社会的な盲動を繰り返すニセ左翼暴力集団より、権力にとって真の脅威、敵とはどの勢力かははっきりしてくるでしょう。だからこそ、葛飾区でのような事件がいまだに生じてくるわけです。
あえて言えば、日本共産党を弱いというならば、社会全体から見れば中核派や革マル派は反社会的、反人民的な泡沫勢力です。そのようなものに弾圧があるというならば、真の革命政党である日本共産党に弾圧がないというのは根本的な誤りです。
なお、当ブログに冷やかしの与太コメントをよこしてきた御仁は、革命というと武力闘争しか思い浮かばないようです。革命やゲバラが好きということから「中核派へ宗派変え」とはもはやバカ丸出しです。ゲバラ自身参加したキューバ革命が武装闘争によって成し遂げられたのは、当時のキューバやラテンアメリカの社会的、政治的背景があってのことです。チェ・ゲバラ自身が「ゲリラ戦争」という著作においてゲリラ闘争が正当化されうるのは、支配勢力が自らの制定した法律に反して権力を保持した場合であると主張しています。クーデターなどにより民主主義が破壊されて選挙などの言論の手段によって政治・社会変革を行うための一切の手段が閉ざされた場合のみです。これが、チェ・ゲバラの考え方です。私自身、小選挙区制が極めて欺瞞的であるとはいえ、日本が議会制民主主義によって政治・社会変革をできる社会状況である限りは武装闘争を選択肢に入れることはありません。
他人のブログに与太コメントをよこしたところで笑いものにされるだけですよ。
革命や人民が暗い響きというのは、書き逃げの御仁がそう感じているだけですね。「産業革命」「IT革命」など革命いう言葉はいろいろな場面で使われているではありませんか。あっ、そういえば「人間革命」という言葉もありましたね。池田大作さんは革命という言葉が大好きですねぇ(爆)。