政治とカネの問題、普天間基地問題で鳩山内閣は右往左往した挙句に国民の声を、要求をふみにじる方向へ転落し、福島瑞穂氏の罷免、社民党の連立政権離脱を引き起こし、もはや空中分解の様相を呈していて末期症状だね、というくだりで記事をアップしようと、昨日の朝は考えていましたが、午前の記者会見で鳩山首相が辞任表明をしたからできなくなりました。もはや、末期症状ではなく、鳩山内閣は崩壊してしまったわけですから。
なぜ、このような事態になったのでしょうか。
鳩山内閣は「財界にモノを言えない政治」「アメリカにモノを言えない政治」と言う点で自公政権と共通する問題、矛盾を抱えていました。そのために、鳩山内閣は、時が経過するにつれて、労働者派遣法の抜本改正の問題でも後期高齢者医療制度の問題でも、そして普天間基地問題でも国民の声から離れて失望と怒りを買いました。鳩山内閣は、国民の世論と運動に包囲されました。こうしたことが、福島瑞穂氏の罷免とさらには社民党連立政権離脱を招き、あげくには首相自身が辞任に追い込まれました。小沢民主党幹事長も辞任に追い込まれていきました。
財界にモノを言える政治とアメリカにモノを言える政治をつくっていくことは急務です。
参議院選挙は、現状に甘んじることなく新しい政治をつくるプロセスを歩んで前へ進んでいく道をより確かなものにするチャンスと言えます。日本共産党は、外で貼り出されているポスターを見かけた方もいらっしゃるでしょうけれども、「政治を前へ」と訴えています。国民の世論と運動、そして日本共産党の躍進こそが国民本位の政治を作っていく方向へ前進する最も現実的かつ確かな道です。
ざかいにモノを言える政治、アメリカにモノを言える政治という新しい日本をつくっていくために日本共産党へのお力添えをいただけると大変ありがたいと思います。また、東京に住んでいる方は、ぜひ日本共産党の世直しドクター・小池晃参議院東京選挙区予定候補へのお力添えをいただけると本当にありがたく感じます。東京選挙区をめぐる情勢には厳しいものがありますので。

