日本共産党江戸川地区委員会は、江戸川区議会議員選挙で5人の候補者を擁立している。党公認候補(敬称略)は、1.セバタ勇 2.大橋三枝子 3.小俣のり子 4.須田哲二 5.牧野けんじ である。
5人の候補者全員当選をめざす以上、誰一人として落選させてはいけないわけだが、セバタ勇候補は現職候補の中で最も長い8期を務めてきているし、江戸川区議会議員団の団長を務めている。従って、万が一にもセバタ勇候補が落選すれば、それ自体が4人の候補者が落選するくらい、或いは、それに近い打撃を党が受けることになる。また、スーパー堤防のゴリ押し、すくすくスクールにおける補食(おやつ)廃止、長寿祝い品廃止、など住民のための施策を多田区政は重箱の隅をつつくが如く切り捨ててきた。区長を住民の立場でチェックして横暴な事柄に対して最も明確な対決姿勢を持っているのは、会派としては日本共産党江戸川区議団である。その団長が万が一にも落選させるようなことになれば、たんに党が打撃を大きく受けるにとどまらず、そのしわ寄せは特に高齢者や子どもたちに来る。
先の投稿でも触れている通り、平井・小松川地域には何人もの候補者が入り乱れている。写真には撮っていないが、実を言うとこの駅頭宣伝の場には早朝から自民党や無所属、公明党などがひしめき合っている。江戸川区そのものが投票率の低い区であるが、その中でも平井・小松川地域の投票率は、区内でも相対的に高い。そのために、日頃は船堀や葛西方面などを地盤にしている候補者がしばしば平井・小松川地域へ来て、そこから少しでも票を得ようとやって来る。そうでなくても、今年の区議会議員選挙において平井・小松川地域には将に地元に住んでいて活動の地盤にしている候補者が何人もいる。具体的には、日本共産党公認のセバタ勇候補、自民党公認の島村和成候補及び鹿倉勇候補、公明党公認の太田きみひろ候補及び同党公認の竹内すすむ(松江から小松川にかけてが地盤)、無所属候補者には、滝沢泰子候補、針谷実候補がいる。平井・小松川地域における有権者数はおおよそ43,000人程度である。狭い地域で絶対数の少ない票を何人もの候補者が取り合う状況が生まれている。今回の江戸川区議会議員選挙において新人の鹿倉勇候補(自民党)が現職の国会議員を来賓に読んでの個人演説会を行うなど自民党が相当力を入れて攻勢をかけている。様々な条件でセバタ票が他の候補者に「取られて」しまいかねず、いくらこの間国政選挙などで日本共産党が躍進してきたとはいえ、いろいろな意味で今回の選挙状況は厳しい。それにも関わらず「大丈夫論」が一部に出ている。
決して選挙目当てではなくて住民の生活と福祉の充実を図るために平井・小松川に特養ホーム増設や認可保育園増設を最も明確に訴えているのは、日本共産党のセバタ勇候補である。例えば、江戸川区側が認可保育園の増設について「将来は子どもが減る」事を理由に渋っていたのを日本共産党江戸川区議団が何度も認可保育園増設の必要性を訴えて、来年には3園増設される成果を勝ち取っている。特養ホーム増設についても日本共産党江戸川区議団が何度も多田区長を追求して7年ぶりに増設するようにした。勿論、認可保育園や特養ホーム増設は日本共産党だけが取り組んだわけではなくて各方面の区民との共同の力の成果である。日本共産党江戸川地区委員会は区議選に際して5人の候補者全員当選を勝ち取ることを掲げている。5人で充分な人数とは言わないが現状の3人はいくらなんでも少なすぎる。3人だと院内交渉会派の立場を得ることが出来ずに区長相手に代表者質問を行うことが出来ない。その他に単独会派での条例提案が出来ないなど様々な困難がある。日本共産党の議員が増えれば、議会の外の様々な運動と共同して要求雨を実現するための力がその分強くなる。
一部に「セバタは大丈夫だから」と支持者同士である人はセバタ勇候補へある人は他の候補へ票を回そうなんていう動きがあると私は聞き及んでいる。候補者がどれだけの票を得ようと全ては1人1人の投票行動の積み重ねである。投票日すら迎えていないのに根拠なく「大丈夫」が振りまかれて票がセバタ勇候補以外の人へ流れるということが方方で生じれば塵も積もれば山となる訳であって取り返しの付かない事態が生じかねない。日本共産党を支持していない、セバタ勇候補を支持していない人が他の候補者へ票を入れるのはともかくとしてセバタ勇候補を支持していて、日本共産党を支持していて平井1~7丁目、小松川1~4丁目の区域にお住まいのあなたは、やはりセバタ勇候補を9期目の挑戦で勝利に導くために票を入れて欲しい。