今度の東京都知事選挙(2014年1月9日投票日)を脱原発の最後のチャンスなどと言って候補者を一本化するべきという声が散見します。こういう声の大部分が宇都宮健児さんへ「降りてください」というものです。
脱原発運動は、国家権力と正面から対峙することが避けられないから長期に渡る戦いを要します。今度の東京都知事選挙を脱原発の最後のチャンスとはどういう了見でしょうか。一つの選挙を指して「最後のチャンス」と言うのは、もし東京都知事選挙で脱原発を掲げている候補者が勝利できなくて原発推進派の人が当選したら諦めると言っているのと同義です。
宇都宮健児さんが指摘しています。 宇都宮健児さんへ「東京都知事選挙を降りろ」と言っている人は、細川護煕氏の陣営の人的構成や政策をまるで検討おらず、細川護煕氏の言う脱原発の中身がどうなのかも不明の状況で一方的に降りろというのは、不逞な考え方です。東京都知事選挙において原発問題は重要ですが、これだけで済むのではなく、東京都政には暮らしと福祉の問題、雇用問題、地域の経済社会政策のあり方が根本から問われています。自公・安倍政権の憲法改悪への策動、秘密保護法制定強行、その他暴走をストップさせるための一打を出すことが都知事選挙で重要な論点となっています。
この度、行われる東京都知事選挙は、猪瀬直樹氏が徳洲会から不明瞭な5千万円を受け取って説明ができなくなって職務を投げ出したことに起因します。従って、2014年2月9日投票日の東京都知事選挙で都知事になった人には、徳洲会問題に関して疑惑解明へ力を尽くすことが求められます。脱原発の候補者一本化を振りかざして宇都宮健児さんへ東京都知事選挙を降りろと言ってくる人は、細川護煕氏がどうして首相の職務を就任してから1年も経たないうちに投げ出したかを見ていないのでしょうか。細川護煕氏は、佐川急便から不明瞭な1億円を受け取って国民にまともな説明もできないままに首相の職務を投げ出すに至ったのです。脱原発一つとっても巨大利権にメスをいれなければいけないのに、利権と癒着故に失脚した人物に都政の抜本的転換は期待できないでしょう。
結局のところ、脱原発を振りかざして宇都宮健児さんへ「東京都知事選挙を降りろ」と言ってくる人・勢力は、脱原発運動など都民要求実現へむけた要求と運動を自民党政治の枠内へ押し込んで自公・安倍政権を応援しているのです。
宇都宮健児さん自身がいっそう闘志が出たと言っています。東京都知事選挙で宇都宮健児さんの勝利を勝ち取り都政のあり方を根本から変えて都政を都民の手に取り戻していきましょう。
宇都宮健児さんを擁立する母体である「希望のまち東京をつくる会」のHPは以下の通りです。
http://utsunomiyakenji.com/
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