政党にとっても市民運動にとっても選挙は運動の一環です。その時々の選挙で全てが決まるというものではないのです。もちろん、首長選挙においては、候補者の当選をめざして戦うわけであって、都知事選挙では宇都宮健児さんの当選をめざして支援者達は戦ったのです。ここで、私が冒頭で選挙で全てが決まるものではないと言っているのは、政治目標、要求を実現するための戦いそのものは、選挙の結果如何を問わずに続くし、続けないといけないからです。議会制民主主義の社会において選挙は、政治・社会運動を前進させるために戦うものです。そういう意味では勝利することは大事であるし、同時に勝利に至らない場合でも次に繋がる「負けっぷり」が必要です。2014年2月9日投票日の東京都知事選挙では宇都宮健児さんは、残念ながら2位でしたが投票率が前回より10ポイント以上低下しながら得票数を前回の96万から今回の98万へ伸ばしたことは次に繋がる運動を構築できたことを示しています。
宇都宮健児さん自身が言っています。保守の岩盤には硬いものがあります。このことは私の活動地域の江戸川では、特に強く感じています。決定的な勝利、都知事選挙で革新政党や市民運動の側が候補者を当選に導くためには、基礎力量の高まりがどうしても必要です。東京都知事選挙を振り返って様々な課題や教訓について宇都宮健児さんがお話していますので、長いですがご視聴いただけますと幸いです。