愛と情熱の革命戦記

猫々左翼の闘争日誌

日弁連前会長の宇都宮健児氏の東京都知事選挙出馬を、私は歓迎する!

2012年11月09日 01時02分12秒 | 都民のための都政をつくろう

 石原慎太郎氏が10月25日に東京都庁にて緊急記者会見を開催し、都知事を辞職すると発表しました。新党(中身はアナクロニズムに凝り固まった古臭い政党)を結成するということが石原慎太郎氏の都知事辞職の理由です。
http://www.asahi.com/politics/update/1025/TKY201210250235.html

 都知事という要職を自らの政治的野望のために投げ出すこと自体は極めて無責任だというのが、私の率直な受け止めです。同時に、石原慎太郎氏という弱者切り捨ての都政史上最悪の人物が都庁を去ったこと自体は、歓迎するべきことであるとも私は受け止めたものです。

 さて、石原慎太郎氏の都知事辞職によって11月29日(木)告示、12月16日(日)投票日で東京都知事選挙が行われます。この都知事選挙で日弁連前会長の宇都宮健児氏が東京都知事選挙出馬への決意を表明しました。
http://mainichi.jp/select/news/20121109k0000m010050000c.html

 私は、日弁連前会長の宇都宮健児氏の東京都知事選挙出馬を心から歓迎します。

 石原慎太郎氏の行った都政は、一言で言えば、弱者に冷酷無慈悲で住民に対する愛情に欠けるものです。石原慎太郎氏は、はじめて東京都知事選挙に当選して都知事に就任して早々「何が贅沢かといえばまず福祉と暴言を放ち、彼は実際にこの13年間に東京都の福祉制度に大鉈をふるい破壊してきました。 例えば、石原慎太郎氏は、シルバーパス(敬老パス)の全面有料化、障碍者医療費助成の削減など高齢者や障碍者など弱い立場にある人々の生活の保障、命綱を切って捨ててきました。他にも石原都政は、都立病院の統廃合・大幅縮小を策動してきました。これに対して清瀬市や八王子市では、小児科病院がなくなると住民が反対運動を起こしたほどです。他にも上げるとキリがありませんが、石原都政は都民の福祉増進のための施策を切り捨てる一方で新銀行東京を破綻させて東京都民の税金から成り立つ都の財産に多額の損失をもたらす、オリンピック招致に躍起になるなど不要不急の無駄なことには、資本の利益第一主義で都民の税金をつぎ込んできました。

 自由と民主主義の問題でも石原都政は、深刻な悪政を行ってきました。日本国憲法では思想信条、言論表現の自由が明記されているにもかかわらず、石原都政は、学校の卒業式などの際に、日の丸とか君が代の斉唱を教職員に強制して、強制に屈しなかった教職員を処分までしました。愛国心なるものは国歌とか国旗の類を権力者から強制されて培うものではありません。人民が日本で幸せに暮らせていれば、権力者が強制しなくても郷土愛とか愛国心は自発的に生じてきます。石原都政は、自由と民主主義を一貫して蹂躙し続けて来ました。

 石原慎太郎氏は、都政のあらゆる面で社会を荒廃させてきたのです。

 以上の情況を考えた時、石原都政を政治の中身の面でも終止を打つためには、貧困と格差の問題に立ち向かう、脱原発、自由と民主主義を擁護すること、すなわち、日本国憲法の民主的諸原則の立場に立つ人を東京都知事に押し上げることが不可欠です。 

 ですから、この度東京都知事選挙に出馬への決意を固めた、日弁連前会長の宇都宮健児氏は、日本国憲法の民主的諸原則に基づいて石原都政の悪政に終止符を打ち、都民の手に都政を取り戻していくのにうってつけの人物です。

 宇都宮健児氏は、多重債務問題、消費者金融問題に取り組んだ他、オウム真理教による犯罪被害者支援など社会悪と戦ってきました。他にも、宇都宮健児氏は、反貧困ネットワークの代表を務めたり年越し派遣村名誉村長を務めてきました。私は、貧困と格差が拡大する今日の日本において社会悪と貧困と戦う人が都知事として最も相応しいと考えており、この事に関して宇都宮健児氏は、ピッタリです。

 私は、都民に優しさのある都政を実現するために宇都宮健児氏の勝利を切に願うとともに石原都政に政治の中身の点でも終止符を打つために宇都宮健児氏を支援していきたいと思う次第です。

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