のんのん太陽の下で

初めての一人暮らしが「住民がいるんだ・・・」と思ったラスベガス。
初めての会社勤めが「夢を売る」ショービジネス。

おかしい私

2007-11-17 | KA
 動かない身体がありました。こういう日は動かないこと。
 昨日はダンスがあったので、否応なしに身体は動かされました。今日はそれもなく、そして自分で動かさないと動かない身体。
 油が固って動かない歯車を、無理矢理に動かす。動かしつづけると、摩擦で温まって油が溶け、動きやすくなっていく。
 そういう感じです。
 頑張って動いて、動き始めた身体を感じながらさらに普通に動くように身体を動かす。
 そして本番に向けて身体を動かす。
 終れば次に向けて階段を駆け上がる。
 一回目のショーが終ると、二回目のショーのためにまた動かす。
 ショーが始まれば、調整しながら身体を動かす。
 本番前にはフルートとの相性を確かめながら身体を動かす。
 動かし続けて動くようになった身体で舞台に立ち、動かし切って踊り終えると、また階段を駆け上がる。
 吹き出る汗。ちょっとした快感。
 氷を取りにフィジオへ階段を上がり、そのままトレーニングルームで息を整える。
 次のシーンの舞台はまた下がって終る。そしてまた、明日のために走り、階段を駆け上がる。
 そして、私は声を出して一人で笑いました。
「ここ、走らなくても、明日大丈夫かもよ。」
 でもそれができない私。
 自分で自分がおかしくて笑っているのだから、他人が見たらもっとおかしいだろうな。
 おかしい私と分かっているだけ、いいことにしましょう。