のんのん太陽の下で

初めての一人暮らしが「住民がいるんだ・・・」と思ったラスベガス。
初めての会社勤めが「夢を売る」ショービジネス。

マウイ一日目の休暇

2008-01-22 | 旅日記
 さて、ここからが本当の休暇の始まりでしょう。
 日本帰国の時のエコノミークラスよりも少ないマイル数でのビジネスクラス。ビジネスクラスの特典は、空港にいるときから始まります。
 ラウンジを覘いてみました。ゆったりとした空間に飲食物のサービスもあり、飛行機の離着陸を見ながらゆっくりできます。私は窓際に並んだコンピュータをお借りして、申し込んだツアーの最終確認をしました。
 搭乗はもちろん優先で並ばずに入れます。私の席は窓側です。隣に乗客はなく、その席の前は一畳ぐらいの空間があります。「ストレッチができるな。」
 席に着くとすぐに飲み物のサービス。後で出される食事のメニューが配られ、離陸前に注文に来ました。私はとても眠かったので、離陸する飛行機に手を振るのを待っていてくれるであろう両親を気にしながら、うとうとしていました。それでも飛行機が飛び立つ時には一生懸命に目を見開いて、あそこにいるのではと思いながら手を振りました。成田の夜景も素敵だな、と思った途端にうとうとと。そこにおしぼりのサービス。入国に必要な書類の配布。うとっとして目を開けるとナッツ類が器に入れて置いてあり、もう他の席には食事が運ばれています。目を覚ましたと気付いた客室乗務員の方が、「よろしいですか。」と尋ねてから食事を持ってきてくれました。器も素敵な豪華な和食。お刺身の鮪は何とトロ。煉切のデザートまで頂いて、お腹いっぱい。
 さて、いよいよゆっくり眠れます。席を思い切り倒してみました。席はただ単にほぼ真横になるのではなく、部分部分に分けて動かすことができます。背中は上下に分けてマッサージのように常に動いている設定にもできます。ぐっすりと眠りました。そして気がつくともう朝食。あれ、ということは『本日のデザート』を頂き損ねました。、朝食を食べ終わると、客室乗務員の方が男女で一席ずつ回りお礼をするサービスまでありました。そしてもうハワイに着いてしまったのです。快適なビジネスクラスは一瞬にして終りました。
 オワフ島から飛行機を乗り換えてマウイ島へ。マウイ島の空港は素朴でおもわず微笑みました。休暇だ…。レンタカー会社の人はのんびりしていて30分も待つことに。ようやく乗った車は日本車。でも、手動の窓開け、サイドミラーも手動。懐かしい感じを覚えながら出発しました。サトウキビ畑を気持ち良く走っていると、エンジンの音ばかりが高くなります。気を付けてギアを見ると“M”のところに。マニュアルになっていました。オートマティックもマニュアルもどちらもできる車だったのです。“D”に入れかえて、ようやく快適に走り始めました。
 海岸沿いに出ると、太陽に照らされキラキラ光る真青の海が見えました。海を左手に走ること30分、友人の勤めるホテルに到着。3カ月ぶりの再会。ホテルの中を案内してもらいながら、ビーチに出ると、白い砂浜、青い海。「気持ちいい!」寝不足なのでここで少し休むことにしました。黒いズボンに黒いTシャツ、黒い靴と靴下と黒ずくめの上に、さらに黒のジャケットを顔にかぶせて、周りとは全く違う格好で砂浜で睡眠。1時間も寝てしまいました。
 それからフロントへ戻り、友人のアパートの鍵を取りに行くと、友人は従業員にもらえる年に何回かの特典を利用し、疲れているから移動しないで休んだ方がいいと、そこのホテルの部屋を用意してくれていて、今日はこの豪華なホテルに泊まれることになりました。友人のお心遣いに本当に感謝です。
 申し込んだツアーの送迎を、友人のアパートの近くのホテルにお願いしていたので、こちらまで来られないか尋ねると、今日はその地域のお客さんがいないので来られないと言われました。ここから友人の地区までは海岸沿いなので、是非明るい時に運転したいと思いましたし、暗い中の運転と、暗い中知らない地へ行くことは心配でしたが、私が急に予定を変更したことなので仕方のないことです。
 ホテルの部屋は8階で、海もプールも見渡せます。風も程よく入り快適でした。
 休憩する準備をしていると電話が入りました。「丁度同じホテルの人から同じツアーの申し込みがあったのでそこまで迎えに行きます。特別に変更しましょう。」ありがたいことです。
 シャワーを浴び、洗濯をし、大きなベットに気持ち良く横になりしばらく眠りにつきました。
 5時過ぎにお腹もすき、一度起きて、食事に出掛けながら街をぶらつきました。ビーチにふさわしい履物が欲しいなと思いながら結局買わずに、ビーチに戻り、暮れゆく空を眺めながらしばらく海を見つめていました。
 部屋へ戻ると荷物をまとめ、今度は本格的に寝ました。明日の早起きに備えて、早寝です。