のんのん太陽の下で

初めての一人暮らしが「住民がいるんだ・・・」と思ったラスベガス。
初めての会社勤めが「夢を売る」ショービジネス。

それで私はどうなるのだろう

2012-02-18 | メディア
 直しをお願いしていた手袋の確認を一番にしなくてはならなかったのですが、届いていなかったこともあり、すっかり忘れていました。練習に行く時に気付き、衣装部屋に取りに行きました。試着をしてみると、少し大きいようです。いつもは無いところに縫い目があったり、着け心地も違います。急いで直しをお願いすると二十分で出来るとのこと。ショーの前に練習できます。
 その手袋でショーに出なくてはならないことだけでも緊張が走るのに、
「今日のショーでスカートの色を見させてくれる?」
 昨晩の舞台で練習でそれを見るとおっしゃって、着けていましたが、照明がいつもと違うので善し悪しの判断が出来なかったそうです。手袋とスカートを着けて練習をしました。どちらもしっくりせず、注意深く出ていくことにしました。
 顎関節はまだ痛みがありました。ストレスとなっていることであろうもののうち、一つ、すぐに解消できるであろうことがありました。実験してみようと一回目のショーの前に試みると、そのショーの途中で痛みが無くなっていることに気付きました。大きく口も開けられて、面白いなと大きく笑いました。
 スカートのライナーの色を見ると言うことは、アーティスティックコーディネイターと衣装部屋のエリックがご覧になっているということです。そのことで少し緊張もありました。しかし、昨日カイロプラクティックで整えて頂いた身体は良く動き、また、いろいろな“問題”を消して頂いたことを信じ、古谷野先生のお言葉を思い出して、きっとゲイルが見守ってくれているだろうと感じて、それで私はどうなるのだろうと思うと、楽しくなってきました。歯切れ良く、パッとと思いながら、最後のフルートを投げると、上手く投げられました。まだ感覚は全然ありませんが、とりあえず今日は出来ました。
 スカートの色は、照明に当たるととても良い色になるとのこと。これで決定となるようです。
 ゲイルはやはり見守っていてくれたようでした。
「階段を一つ上に上がる“段階”なのよね、きっと。」
 今日は二人で少し涙を流しましたが、彼女の問題は解決されて、大きなストレスが解消されて、どっと疲れが出たようでした。私の問題は全てが解決されていませんが、少しは前に進んでいることでしょう。
 今日はたくさんのお客様が立ち上がって拍手をして下さいました。喜びが私達の方に覆いかぶさってくるかのような、大きな拍手を頂き、涙が出そうになりました。
 ズラの生徒さんに差し上げる千羽鶴、その完成をみんながとても喜んでくれました。小さな紙を折っている段階では、最終的にこのようになると想像をしていなかったようです。「良い仕上がりね。」と、あたかも私が作ったようにみなさん褒めてくれましたが、私は色の順番に鶴を糸に通しただけなのです。折り慣れていない人が一生懸命に折ってくれた数羽の鶴、鶴を折るのは慣れている人が折ってくれたたくさんの鶴、みんなの鶴が集まって、素敵な千羽鶴が出来たのです。シェリーが用意したKAのロゴが入ったパネルの裏に、ブライアンがズラのスクールのロゴを描いてくれました。パネルにはみなでサインをして、その下に千羽鶴を吊り下げました。ズラはとても喜んでいました。ズラの生徒さんにみんなの思いが届きますように。
 昨日、千羽鶴を作っていて、練習が出来なかったので、今日は居残りです。フルートの新しい表面加工のテストもしなければならないので、それも兼ねながら、フルートを回しました。


 二月十七日付の夕刊デイリーに掲載して頂きました。

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