陽だまりのねごと

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1Q84 BOOK 1・2    村上 春樹

2009-07-28 05:17:43 | 
1Q84 BOOK 1
村上 春樹
新潮社

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1Q84 BOOK 2
村上 春樹
新潮社

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話題の本が読みたくてうずうずなんてことは今までまずなかった。
ものずごい春樹ファンでもなかった。
海辺のカフカが面白かった程度。ノルウェイの森も読んでいない。
前評判に乗せられて、早くも100万部突破とか売り切れ店頭にないに乗せられて、
本屋の一番目立つところへ平積みを見つけたとたんにレジに持っていってしまった。
あらら~買っちゃった
この手の本はゆっくり話題性が薄れて、
図書館で順番待ちなしで書棚で見つけられるようになってから手に取るのが習いだった。

待てない気がする。先を焦る。
高齢者気分に近づいている我が印かとも自己分析。

さて、本題。
ものすごく面白かった。最後の2章を除いて。
わくわく、はらはらどきどきでダァーっと読んでしまった。
最後はコレでおしまい?と拍子抜け。
なんか尻切れトンボ。続編があるのかな?

サヴァンディスレクシアという発達障害者が登場人物に多い。
学習障害とかLDとかアスペルガーとか世間一般に知られている分かり易い言葉で表記しないとこが、春樹マジックっぽい。

うちにアスペルガーがひとり居るわけで、
この手の人がぞくぞく出てくるだけでわくわくしてしまった個人的な興味の惹きつけられ感は否めない。
オウム真理教、エホバの証人、ヤマギシ
ベースになっている特異団体がみな判断が付く。
この本の視点は親の都合でこういう特殊社会で育った子供の方にある。

早朝覚醒傾向の私。
ある早起きなんたら教?の集まりに引っ張り込まれて聞いた言葉を思い出した。

  「捨て育てをさせていだだいて」

布教活動を親はせねばならない訳で、
この団体では普通に語られているらし『捨て育て』。
子供にかまうなと言う集団のご都合でしかない事も、
こともありがたい教えなのかと、
それを違和感なく平気で口にし聞いている人たちの輪に背筋が寒くなった。

書評については
村上春樹『1Q84』をどう読むか

河出書房新社

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なんて本まで出ているらしいから、浅読み勝手評はヤメにしとこう。

我が手にあるこの本。
微熱が時々出て外出がむつかしい闘病中の妹にまず貸そう。
夏季帰省してくる娘も読むかも。
ベストセラーを買うと言う行為は人とのコミニケーションツールになるらしい。
損はないわ。

Leo醇} Jan醇@醇Lek, Sinfonietta


最初から最後まで要所要所に度々登場した「ヤナーチェク : シンフォニエッタ 」を置いておこう。
音楽に造詣深くない私、はじめて聞く。