陽だまりのねごと

♪~思いつきひらめき直感~ただのねこのねごとでございますにゃごにゃご~♪

セーヌの流れに沿って 印象派と日本人画家たちの旅

2011-01-09 20:25:43 | Weblog
冬物バーゲンのついでにひろしま市立美術館へ立ち寄った。
いや、もともとの目的はこっちだったが、
ちょっとバーゲン品に気を取られ時間を取られ美術館の方が添え物になった感じだったかな?

作品の展示の仕方がユニークだった。
画家別ではなく、セーヌ河の流れに添って、
同じ景色、場所、同じ立ち位置で描かれた数名の画家の絵が並んで展示されていた。
実物の写真も説明文に添えられている物もあったから、見比べて鑑賞が出来た。

ゆったりとのどかで押さえてパステル調の絵画が続き、しっとり。
美術に不案内でも見聞きした事のある画家の名がちらりほらり。

                 
  
驚く事にこのひろしま美術館蔵の絵が相当あったこと。
あら覚えが?常設で観ていたのだ。
そして、特別展を出て常設展巡れば、レオナルド・フジタ、マリーローランサン、セザンヌ、ピカソ…
ひさびさに来て忘れていたが、名足る画家の絵がここには集められていた。
○○銀行さんにお金が余っていた時期があったとか?
同行の地元に住む友達が言っていたが、帰りの時間が迫って常設は堪能できなかった。
心残りまま後にした。
バーゲンに浮気せず次回はじっくり美術館を堪能するつもりで出かけよう。


【おまけの余談】

バーゲンでは『リンゴ1個分の重さ』と言う店員さんトークに乗せられて
買う気でもなかった軽いダウンのコートを買ってしまった。
おしゃれよりノンストレスな服ばかりに目が行く昨今^^;
1枚増えたんで、
悩んだ末、3年は着ていないピタピタのハーフコートと合成皮のジャケットを処分。
猫の治療費ゆえ無駄使いは禁止だったのに…寒かった所為もあったかな?
気分屋のおっちょこちょい(*^_^*)



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気丈な姑の涙

2011-01-09 06:27:10 | Weblog
『買い物に行きましょうか?』

恒例の週末電話を入れると返事が渋い。
外は霜。放射冷却かもしれない。きっと昼間は暖かいかも?
時間を置いて行こうかと聞いてもまだ、渋い。
体調がよくないもかもしれないと、何か買ってきてあげようと言うと
毎度買っている6個入りのレーズン入りのロールパンの袋を3つと言う。
最近もしやご飯を炊くことすら面倒なのでは?

買って持って行くと、亡夫の仏壇へと『御仏前』と書いた封筒を差し出す。
息子が年末に貰って帰って供えていた。
記憶が欠落している。
もらった事を告げると息子にお礼を上げていないと言う。
なにやら『御礼』と書いた封筒も持って帰っていた。
それも告げると、

  『最近、何がなんだかよく分らない』

と言う。

湯たんぽに湯を入れようとして転倒。
とっさに薬缶を投げて、
火傷はしなかったけれど熱湯で台所の床が白茶らけてしまって
見る度に気が沈むと言う。

歩行状態はもう何かに掴まらないと歩けない伝い歩きで足がちょこちょこしか前に出ない。
目の前は石油ストーブ。
さすがにストーブの上に薬缶のせる習慣だったが、それは止めている。
節約が命の姑はこの自然に沸く湯の活用に長けていた。

いったいどうやって重い灯油を外から運んで入れているのか?
聞けば、ほんの少しづつ運んでいるのだと。

年末に子供たちと付けてあげた正月の神棚のお飾りを外してあげた。
椅子に乗って降ろすことなど、到底もう出来ない。

湯たんぽ替わりの電気あんかを前の家の甥の嫁に頼んでいるのだけど
なかなか買ってきてくれないと言う。
嫁は車にも乗れず、そう機敏に行動はできない。
代わりを私が買って出た。

近場のホームセンターで買い求めてふたたび姑宅へ。
代金1280円のレシートを示したら
先ほどの『御仏前』の袋を出して、
これから代金を取って残りは買い物の御礼だと言う。

もしや?農協さんから預金を引き出しては持ってきてもらうと言っていたが、
新年からこっち頼み忘れているのでは?
長年、理髪業を営み、日銭が入る生活で、通帳に入金はしても下ろすことを知らずに来た人だ。
悪徳商法は本人を銀行窓口まで連れて行く。賢い。

現金がないから今日の買い物は渋ったようだ。
カードを作れば私の休みにATMに連れて行けると言ったが却下された経緯がある。
実の息子が亡くなって他人の嫁以外に世話に当るものがない現実が姑にまだ見えない。
お金の事は他人の私が簡単に口に出来ない。

爪に火を灯して貯めて、悪徳商法に湯水のごとく放出してきた人。
いつか私が咎めたら

    『自分の金をどう使おうと勝手!』

と叱責された。
入院でもしたら、その費用はどこからどう誰が捻出するのだ?
他人の世話になりたくないと言っている状態はもう当に過ぎた。
それを認めないのは当人だけ。

独居生活はどうみても限界に見える。
実は担当ケアマネに暖房を使う冬季だけでも施設入所を勧めてくれと頼んでいたが、
人選ミスか?この同僚は対応が遅い。聞いて即行動ということがない。
私の口から逆効果の懸念もあったが、勧めてみた。

片目からツゥーっと涙がこぼれた。

    『まだ家に居たい』

やっと通いはじめたデイサービスの指導員へも
週に1回より2回、3回と回数増の勧めを折りにふれて頼んできた。
私の裏画策が功を奏して
今年から週3回は通うようになったばかり。
3回の入浴と栄養状態の良い3回の食事は確保できた。

前屈みのトイレ掃除など出来てはいまいが、まともに言うとキッ!と
出来る時の自分が立ち現われ拒否にあう。
涙が出ている気弱な今がチャンスと、
今日みたいな買い物ならヘルパーさんに頼めるからと訪問介護利用を切りだした。
あっさりOK。
これで週1回訪問介護が実現すれば、週末の私を入れて、週5日はなんとか人目がある。
2週間に1回は主治医の往診もある。
ヨシヨシ!ヨッシャ

ストーブの灯油もヘルパーさんに頼めると言ったら、

    『自分が出来ることはしないと足が弱る』

来た来た^^;
気丈な反論

週明けに担当ケアマネにサッサと動いてもらう。
これから先は他人嫁は引くに限る。
しかし、
火曜日までヘルパーの事を覚えているか?
もし利用を始めてもすぐに断ってしまわないか?
不安はいっぱい。

訪問介護の手が入れば、これで少し独居生活が安心になる。
姑は後10日で91歳となる。
前途多難。

姑の通帳にお金は残っているよね?
介護サービスの費用が払えるくらいは…まだ?…たぶん?
それ誰が聞く?どう聞く?

老猫と言い姑と言い、今年は多難な幕が開いた。



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