ノルウェイの森 上下巻セット (講談社文庫) | |
村上 春樹 | |
講談社 |
↑このお馴染の緑赤の本は図書館に借り出されてなかった。
ちょっと前に順番待ち何十人と張り出されていた記憶もあった。
私が借り出したのは↓
村上春樹全作品 1979~1989〈6〉 ノルウェイの森 | |
村上 春樹 | |
講談社 |
待っている人ゴメンね。こんなとこにもあったのよ。
と、ちょっと得意で借りた。
映画になって話題になっていたから単なるミーハー感覚がうずいた。
数ページめくって、相当前に読んだ記憶があるらしい事に気がついた。
最近出版されて話題先行みたいな198Qと同じくあんまり感動しなかった。
人物が分かりやす過ぎる。
どこかきれいごとに過ぎる。
まだ充分人生を堪能しない年齢の登場人物がころころ自死する。
緑と同じく、私も20代に父を脳腫瘍で亡くしている。
緑は姉と交代で病院へ看病へ行くが、
私も父に張りついている母が倒れそうで、母と交代で看病した。
病院へ泊っては翌朝、仕事へ行くと言うような生活を経験している。
一言で言って、全登場人物が甘い。
自分の置かれた環境へ酔い過ぎ。
人生そんな甘いもんじゃおませんニャン。
小説の時代より数年遅れて20歳になっているので、
懐かしいと言えば懐かしい時代であるはずなのに、どうもピンとこない。
出て来る曲も聞き映画も観ている。
なぜか?美し過ぎる。
もっと私の青春は土着?垢ぬけていなかった?
主人公のワタナベ君はずっと魔の山を読んでいたが、
私はトーマス・マンの作品トニオ・クレーゲルからペンネームをとった北杜夫を読んでいた。
その辺りの違いか?
本を閉じてTVのスイッチをonにしたら、松田優作のラストデイズ・最後の日々をやっていた。
映画を取るかガン治療を取るかで、映画出演を取った男の生い立ちから最後の日々までを
龍馬伝で主役より目を惹いた弥太郎を演じた香川照之が追っていた。
比べるのもおかしいが、こちらの方がよっぽど命の躍動感を感じた。
まぁ~言いだすと切りがないのでこの辺にしとこ。
ビートルズのミッシェルは知っていても、このノルウェイの森は知らなかった。
ハイ\(^o^)/ 語る資格はないのかも?デス
The Beatles - Norwegian Wood (This bird has flown) - with Japanese subs
寒いんでコタツのお守をしいしい話題作を読んでみました。
おしまい休日もおしまい
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