少々の肌寒さがウォーキングにはちょうど良かった。
空はほぼ快晴。
去年の晩秋に1回目のノルディック・ウォークの講習を受けて、半年。
今日が2回目だった。
瀬戸の海岸線の砂浜1キロ込みだけハードだった。
砂地は足が埋まって重く歩きにくい。
ハードなトレーニングには向かない私には、ちょっときつかったけれど
瀬戸の海は碧く澄んでべた凪。
砂の中にはシーガラスがいっぱい目につき、
ついつい拾ってはウエストポーチに入れたり^^;
毎度のウォーキング協会ほどハイスピードで歩かないので
それでも遅れることなく歩けた。
折り返し地点の普賢寺でゆったり休憩。
「池で亀が甲羅干しをしている」との声を聞いて
私は亀が全部お腹をおひさまに向けてひっくり返っているのと勘違い。
亀の重なりあっての甲羅干しに笑ってしまった。
確かに背中を干すのを甲羅干しといってっけ(*^_^*)
ポールは皆さんほぼ借り物を持って、
前回の私と同じく初体験の人が多かった。
中にノルウェイ製の自前のを持っている人があったが、
超初心者用の私のとグリップから先ゴムまでまるで違ってかっこいい。
お値段も3~4倍、もっとするのかもしれない。
厚かましくも声をかけて、あれこれ聞いたら
終了してから、150センチちびの私に合う長さに調整して
持ち方、付き方まで指導して下さった。
ちょっとコツが要る。
今日のインストラクターさんは、
まっすぐ垂直に突くよう指導されたが、
私はスピードが上がるうように後ろに突く癖がある。
かっこいいポールは後ろに突くように出来ている。
私の歩き方だとちょっとこのポールの方が良いだろうと、
講習場所や集って歩くイベントまで教えてくださり
一瞬、こちらへ変更しようかと心が動いたが、少々遠い。
そこまでしてノルディック・ウォークに精通したいと言うより
歩くことが楽しいだけだし
今のにすっかり慣れているから、もうしばらくダサいのを使うことにした。
楽しく歩けて、姿勢が正せて、ちょっと運動量が上がるのならそれ以上は望まない。
最初と中間点と最後のポール持ってのストレッチが良かったのか、
今日はまったく筋肉痛も感じない。
歩く距離がだんだん長くて平気になってきた所為もあるかな?
20日には、いよいよ初の30キロウォークが待っている。
今日くらいの気温ならバテないで済みそうだけど、完歩に不安あり。
これが歩けるとちょっと自信になる気がする。
ウォーキングウエアのまま、
気になる
姑のケアハウスと先週伴侶を亡くした友の所を回った。
姑は痛みも取れて歩行リハが始まったとの職員さんの話だったが、
当人はまだ元気はつらつではなかった。
私には職員さんに見せない甘えが出る感じがし、腰が落ち着かなかった。
そこ立ち去るタイミングもなかなか辛いものがあった。
友は葬儀から間なしの情緒不安の最中、大黒柱の急死の後始末にも頭がいっぱいの様子。
遺影に向かって『出て来て手伝って』と言うそうな。
私も同じことを毒づいた覚えがある。
すべてを放りなげて消え去り、
自分の後始末を妻にさせて知らん顔に思えたものだ。
思えば、本人が一番心残りであったかもしれないのに、
ちょっと前まで共に考え一緒に行動してくれた、
あるいはややこしいことは全部自分で引き受けてくれていた伴侶が今ここに居ない事実は
どうも習慣が気持ちをスパッと得心させない。
相手へのやり場のない不服として膨れ上がる。余計悲しくなる。
聞いてあげればあげるほど、私の時以上にややこしいことを山積みで逝かれた模様。
人生いろいろ、一寸先も分からない。
夫亡き後、1年、2年は完全に頭がヘンだった自信がある。
誰もが通って、再生してゆくしかない。
分かっているが、何もしてあげられないが、気になる。
歩いている間、何も考えない。気持ちが歩く事だけに集中する。
体に感じる風や太陽と、空や景色に心が動くだけ。
10年が経過して、
ようやくこんな無心な時間を持てるようになった気がする。
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