goo blog サービス終了のお知らせ 

進行性核上性麻痺と闘った父とその家族の記録

進行性核上性麻痺と診断され6年2か月。89歳まで闘い抜いた父、それを支えた家族の記録。

口が閉じた

2007-11-13 20:56:08 | Weblog
週末に研修で行けなかったし、次の週末も会議で東京。
今日は仕事が早く終わったので、父の所に行ってきました。
はずれていた顎がうまくはまっているんでしょう、口が前より閉じています。
見ていても楽そう。

紹介していただいた「グーミン」をつけてみましたが、本人がいやではずしてしまいます。
そこで歯科衛生士さんのアイディアで、使い捨ての舌圧しにノンアルコールのリンゴ味のスプレーを吹き付け、それを噛んでというと、実においしそうにガジッと噛みます。
この練習の賜物でしょうか?
今日は口が閉じていました。

今日も車いすに乗って外を散歩しました。
山が色づいてきたねぇ、というと、山を見つめていました。

父がかわいがっていた、「月下美人の花」が咲きました。
IMGP1777.JPG

その写真を見せると、わかった様子でした。
わかったと、言いたいんでしょう。指を頭のところにやっていました。

リハビリでは歩行器を使って歩いているとのこと。
父も頑張っています。

私がいる間に父の昔の仕事仲間がお見舞いに来てくださいました。
私がいなければ、たぶんその方は父を見て、何もわからなくなったように見えたでしょう。
でも、こちらの言うことはわかりますから、手を握ると握り返しますからというと、父の手を握り、たくさん話しかけてくださいました。
きちんとわかって、うれしそうでした。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする