進行性核上性麻痺と闘った父とその家族の記録

進行性核上性麻痺と診断され6年2か月。89歳まで闘い抜いた父、それを支えた家族の記録。

一時帰宅、決まりました!

2007-11-20 21:14:18 | Weblog
皆さんにご心配をおかけしています。近況をご報告します。

顎がはずれているということでしたが、装具を取り寄せて装着もしてみましたが、歯科衛生士さんが思いついてくださり、顎が入った状態で、使い捨ての舌圧しにリンゴ味の口腔ケア用のスプレーを吹き付け、それを「噛んで」というと、父はしっかりと噛みました。
リンゴ味が付いているので、まるでアイスクリームを食べているような、美味しそうなうれしそうな顔で噛みます。

一日数回それを練習しました。

すると、あれだけ開いていた口が、閉じるようになりました。閉じるようになると、痰もなんだか少し減ったような気がします。見ていても楽そうです!
8月4日から、口から食べ物を食べれなくなり、顎を使うことがなくなっていましたが、噛むということで、こんなによくなるんですね。

リハビリも順調で、父の一時帰宅が決まりました。
病棟看護師さん、理学療法士さんと家族の都合を合わせて、来月4日に決定!午後1~2時間ほど帰宅できることになりました。看護師さんや理学療法士さんが付き添ってくださるそうです。ご家族だけのご負担にはしませんからと。本当に申し訳ないようです。

それを母に知らせると、まだ先のことなのに、父が帰る時の着替えの準備を始めました。
それだけうれしいんですね。

父がいつ帰ってもいいように、父が大事にしていた庭の手入れを庭師さんに頼み、奇麗になりました。
家に帰って縁側に腰掛け、お気に入りの庭を眺めて、元気を取り戻してほしいものです。
コメント (2)
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