進行性核上性麻痺と闘った父とその家族の記録

進行性核上性麻痺と診断され6年2か月。89歳まで闘い抜いた父、それを支えた家族の記録。

父の気持ちが聞きたい

2013-05-19 22:03:33 | Weblog
今朝、父のいる病院から私の携帯に電話が来ました。

携帯画面に、病院の名前が出て、どきっとしました。
不安的中・・・

呼吸障害の状態で、酸素濃度が落ちているので来てくださいと。



最低限の身繕いをして、病院に行きました。



幸い、駆け付けたときの父は、落ち着いてました。
けど、エアウエアをしてさらにマスク式人工呼吸器をつけていましたが。


母と兄と私と主人と4人で父を見守りました。



聞かれるだろうと思ってましたが、
延命治療についての家族の気持ちを聞かれました。


昨年の2月にも同じようなことがありました。
その時からマスク式の人工呼吸器の装着になりました。


たぶん発病して9年目
入院して6年目
89歳になった父


父と話ができなくなって何年だろう・・・


父の気持ちが聞きたい



話すこともできない
食べることもできない
動くこともできない

話していることは聞こえてる(たぶん)


息苦しくならないために、つけてるエアウエイはたぶん痛いと思う辛いと思う


でも、生きてたからひ孫がみれた。
毎日ではないけど、みんなが会いに来てくれる。


そんな父は、どう思ってるんだろう?

辛くてもこの世にいて、みんなのことみていたい。
この世にいることでみんなの支えになりたい。
9年、充分がんばったから、もうあの世に逝きたい。
しゃべれないし動けないし、あの世で自由になりたい。


じゃ、私たちはどうなのか??

辛いだろうけど、まだ私たちの前にいてほしい。
辛そうだから、楽にしてあげたい。
今の辛い状態から楽にしてあげることが父が望んでることと思えるのか?


父は、きっと、私たちが後悔しないことの方を一番喜ぶんだと思う。


去年のときと同じ・・・
どうどう巡り


家族には結論は出ない。出せない。。。



諦めきれない。
父の命の終わりを私たちが決めるのは、辛すぎる。
それを父が決めたことならまだしも。。


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1 コメント

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Unknown (あこ)
2019-03-26 04:02:06
何度もコメントすみません…
同じ状況があり、同じ気持ちでした。
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