気の向くままに

終着はいつ、どこでもいい 気の向くままに書き記す

予想を超えた歴史考証の面白さ 読み物としても秀逸です

2016-05-02 16:11:06 | 日記

 ある人気作家が、ネット上で紹介していた『考証要集』(大森洋平著、文春文庫)というのを買い求めた。歴史小説を書く人が利用している資料がどんなものなのか興味があったんだけど、これが予想をはるかに超えて面白いのだ。

 著者は、NHK番組の時代考証を担当するディレクター。時代劇や戦前・戦中劇などに登場する言葉や所作、衣装、美術が史実に合うかどうかを検討するのが仕事だそうで、本書は制作現場のために作成した膨大な「考証メモ」から、何度も間違いを指摘した言葉や気づきにくい間違いを選んで紹介している。

 たとえば、こんな感じ。

 生(い)き様(ざま)。古来の「死に様」から生まれた戦後の造語だから、時代劇では使ってはいけない。

 セイタカアワダチソウ。明治末期の渡来植物。時代劇のロケでは見つけ次第引っこ抜くこと。

 勇気をもらった。最近はやりだした表現。昭和以前は「勇気づけられた」。そもそも勇気はわき出るもので、他人とやりとりするものではない。

 五十音順なので、気になる言葉を辞書のように引けるのだが、間違いっぷりが笑えて、読み物として楽しめる。人が何をどう誤解するのか、NG集の面白さ。もちろん自分の勝手な思い込みにも気づかされる。まさに目からウロコ。

 で、目からウロコが落ちるを引くと。出典は聖書で、明治期に翻訳が許されてから広まった。江戸っ子が使ったら〈そいつは隠れキリシタンになってしまうのでくれぐれも注意する〉だって。

 連休だし、時代小説でも読んでみようかな。(篠原知存)

2016.5.2 産経 【ん!?】 より

 


<👀も> 

 森林公園のツツジを見に行った。全体として6~7分咲きだった。

 12時30分頃 倉見のそば屋に寄ったら売り切れだった。

 

 そば処 くらみつ

  営業時間11:30~15:00 (売り切れ次第終了。遠方よりお越しの際にはお電話ください)

 定休日  火・水曜日

 〒929-0455

 石川県津幡町字倉見ツ1-1

 電話 076-208-3216

 携帯 090-3764-9924

 Email  sobakurami2@gmail.com

 と書いた名刺をもらってきた。

 店の雰囲気は落ち着いた感あり。1~2人で行くのに適。駐車スペースは普通車1台分。無理して2台かな。

 

森林公園インフォメーションセンター学習ホールの利用料

                平日    土・日・祝日

9時~12時         1880円     2360円

13時~16時30分     2460円     3080円