気の向くままに

終着はいつ、どこでもいい 気の向くままに書き記す

水の月 

2016-06-09 17:34:36 | 日記

 レオナルド・ダビンチによって、16世紀に誕生した「モナリザ」は、多くの謎を抱えている。元国土交通官僚の竹村公太郎さんは、モナリザの背景を横切るように描かれている川に注目した。画面の川は、一体どちらが上流で、どちらが下流なのか。

 ▼竹村さんは一つの仮説を立てた。川は左右に2本あり、それぞれがモナリザの心臓に流れ込んでいく。モナリザは「川の無限のエネルギー」を吸収して、「永遠の生命」を手に入れた、というのだ(『日本文明の謎を解く』)。

 ▼モナリザが展示されているのは、パリのルーブル美術館である。その近くを流れるセーヌ川が、大変なことになっている。フランス各地で数日続いた豪雨によって、一時は過去30年間で最も水位が高くなった。浸水被害を避けるため、美術館がモナリザをはじめ、収蔵品を安全な場所に移したほどだ。

 ▼一方、九州、近畿に続いて、梅雨入りしたはずの関東地方では、水不足の心配が出てきた。首都圏に水を供給する利根川上流の8つのダムの貯水率は、7日現在で5割を切った。過去25年間で最低の水準となっている。週内にまとまった雨が降らなければ、来週にも取水制限の検討が始まる。

 ▼もっとも例年、梅雨の末期になると日本列島を襲う、集中豪雨への備えも忘れてはならない。4月の熊本地震では、土砂崩れの被害も大きかった。火山灰でできた軟弱な地盤は、水分を含むと再び崩壊する恐れがある。

 ▼陰暦6月(陽暦7月ごろ)の異称は、水無月(みなづき)である。といっても、水の無い月という意味ではないらしい。『大辞林』によれば、「な」は格助詞「の」で、水の月、田に水を引く月を意味する。これからしばらく、水の恵みを乞(こ)い、水を恐れる日々が続く。

6月9日 産経抄


<👀も>

 シャーシードウリの正しい動きを習った。以前にも習った記憶があるが全く身についていなかった。やってみてなるほどと思えた。少しは上達しているのかもしれない。

 今日も親身になって教えていただいたことが心に残る。最近は親身になって教えてくれる。少し上達してきて、上達の見込みがあるからか、大会前だから教えやすい?いずれにしてもありがたいことである。

 感謝の気持ちをどう表せばいいか考えているものの素直に受け容れてくれる妙案が浮かばずにいる。「ありがとう」の気持ちはいつも持っているが具体化しなければなるまい。