夏風邪をひいてしまいました。
土曜日あたりからちょっと微熱があったのですが、日曜日、高校の時の先輩にメール貰って、先輩も“調子悪くて薬飲んでる”とあったので、あらら大変、お大事になんて返事を送っていたのですが。
その後自分もあれよあれよといううちに熱が上がって38度近くに。
幸い、月、火と仕事が休みだったので寝ていてなんとか持ち直しましたが、夏風邪ってうっとおしいものです。
そうでなくても、若い頃から夏には一度は暑気あたりになり、そうするともう寝てるしかないので、よくそういうときは込み入ったタイプの本格ミステリを寝ながら読んでいました。
熱でぼおっとした頭で読むと、迷宮をさまよう感覚がリアルになって、気分が盛り上がる気もしたので。
そんな迷宮ミステリ(?)として私が一押しだったのはこれでした。
匣の中の失楽 (講談社ノベルス) 価格:¥ 1,260(税込) 発売日:1991-10-30 |
タイトルにちょっと暗示がありますが、このミステリは、入れ子の箱のような構成になっていて、作中作があるのですね。
そうして、物語の中の虚構と、現実とが溶け合って境目が分からなくなるあたりが、たまらなく好きだった二十歳の頃の愛読書でした。
最近、字の詰まった本が読めない傾向にある私ですが、今の時代の迷宮ミステリには、どんな本があるのでしょう。
以前この本を教えて下さった方が、このタイプのミステリの系譜は、『黒死館殺人事件』→『虚無への供物』→『匣の中の失楽』だと言っていたのですが。
その後を継ぐミステリがあるなら、読んでみたいものです。
体の不調にはストレスも関係していることが多いと聞きますので、あまり無理をしないでくださいね。[E:happy01]
毎回色々な本を紹介していただいて読んでみたいものばかりです。速読が出来る人がうらやましい…とも思いますが、
でもやっぱり私はゆっくり本の中に浸っていたいなぁと思います。[E:confident]
忙しいときは仕方がないけど、気持ちだけでもゆったりしようと思っている今日この頃です[E:confident]
ところで、私も本を読むのが遅いので、早く読める人が羨ましい!
ミステリなど、“あ、あそこが伏線だったのか”なんて戻ったりしてしまうので、さっぱり進みません[E:coldsweats01]