月の晩にひらく「アンデルの手帖」

writer みつながかずみ が綴る、今日をもう一度愉しむショートショート!「きょうという奇蹟で一年はできている」

もうすぐクリスマス、寒くて、温かい晩に思う。

2013-12-20 21:51:44 | 今日もいい一日

カラダにいい生活を、頑張らないで実践中です。

朝起きたら、釜定の南部鉄瓶でお湯をわかし、
ふたをとって約20分。



とろとろの、葛みたいな白湯って喉から胃そして下腹全体を
じわりじわり温めて、ココロに沁みます。
紅茶も、コーヒーも、それからじゃないと飲む気になれない。

玄米はフライパンで15分ほど炒ってからご飯に混ぜたほうが香ばしくて美味しいと最近知り、
ミルクティーにいれる生姜も、風にあて干したものを擦っていれると風味も滋養にもよくなります。
ぽかぽかにカラダが温まります。

そういえば、私は何かをしながら何かを食べるという生活が結構好きな、
気ままな人なのでありました。

今朝も、いい感じに焼けたカリカリのイギリストーストのうえに、アボカドをたっぷり塗って。
松田のマヨネーズ(辛口)をぐるぐるっと乗せて、濃厚プルーンジャム。そして煎れたての珈琲を。
これが、あんまり美味しかったので、
キッチンカウンターの中で立ったままペロリっと食べてしまったのです。

なぜなら、ここからなら山がよく見える。雲が流れる空の景色などをポーと見ながら朝食が食べられるから。
それに。映画館で好きな映画を観ながら、ビールを飲むのだって大好きだし
(最近はやらないけど)
お風呂のなかで、これまた濃厚なフルーツ(柑橘類、熱帯フルーツ等)を
食べるのも好き。

とってもお行儀が悪くて、もし母が見たらすごく叱るのだろうけれど、
もう大人になったのだから、許されてしまう気ままな生活!!!ってなものであります(笑)。

さて、もうすぐクリスマス。どんどん寒くなってきました。
昨年の今頃、娘のNの受験シーズンを、今もまざまざと思い出してしまう…。

今日だって、図書館へ資料を探すために、阪急西宮にいく電車に揺られていたら、
塾帰りの生徒に大勢、大勢、遭遇するから胸が痛い。
その中にポニーテールを風になびかせて、市西へ通っていたNを、ここにいるはずもないのに目が勝手に探してしまっている。

「学校でこのくらいの順位にいたら、絶対ここの大学は大丈夫です!」
などという塾や先生の言うことなど、ほんまにアテにならないもの。

けなげに自分を信じて、ひたすら純粋に。明るく。受験に真っ向から立ち向かっていた3年間。

あの時のNの姿は最高だった。
猛烈に、抱きしめたいくらい可愛かった。
(そして最近は少し、「反抗的なコトも言ったりするけど、それも成長の課程、致し方なし)
でも、考えてみればこれで正解。
今の選択が彼女にとっては良かったのかもしれない。


昨日読んだ本に、こんなことが書いてあった。
「昨日楽しいことがあったから今日は辛いことでもがんばろう、明日はご馳走を食べるから今日はガマンをしよう、というのはすべて記憶の力なのです。
人間が幸福を感じるのは、過去や未来があるからなんです」(高樹のぶ子)

そう、
人は過去と未来という記憶があるから、幸せになれるんだそうだ。
(もし、あなたが私が認知症なら、「今」この瞬間しか存在しない。)

記憶は素晴らしい。


そうNのことに話を戻そう。

昨日、大学にサンタクロースがやってきたとメールをくれた。
下記が写真添付。





そして、TOEICテスト(リスニング・リーディング)の返却があったと。

彼女は「4月から2回目の挑戦にして、200点以上アップしていた。


すごい点数!!やる~!
遊んでばかりいるようで、ちょっとは勉強しているのだね。
(私もがんばらなくっちゃあ)


今は確実に、未来に繋がっている。

だけど、未来はもう昔みたいに遙か先のことなんかじゃないのだ。