月の晩にひらく「アンデルの手帖」

writer みつながかずみ が綴る、今日をもう一度愉しむショートショート!「きょうという奇蹟で一年はできている」

耳と耳が起こすソリューション

2020-11-15 01:47:00 | コロナ禍日記 2020





 

 

8月3日(月曜日)晴れ

 

蝉の声で眼が覚める朝。夏はだから幸福だ。

起きてすぐ、ヨガも瞑想もしないで、担当している小誌の特集企画を考える。「あす提出するから、なにか思いついたらメールをお願いします」とチームの人からメールが来ていたのを、連動させていた携帯メールをみて知り、速攻でオンモードに入る。

 

11時までかかってどうにか提出。

すぐデザイナー女子から、その件で電話。近況報告にはじまって、つらつらと40分話す。話せてしまう相手と、すぐに話し出せない相手がいる。前者はたいていのことは明るく聞いてくれるから。(相鎚が明るいと調子にのるし、返しも面白い)見えないという耳と耳の間のソリューションもいいのだ。

のちにディレクターの人ともやりとりし、12時半には完成形で提出を済ませる。

 

きょうは、新しい紅茶を開封した。




ウーフさんのリザヒル茶園のダージリン、ファースト・フラッシュ(春摘み)。

 

タルザム茶園のものと比べて、もっと若々しい味と香り。繊細で、薄いタンニン。楚々と消えてしまう清純で、つかみどころのない草原の少女みたいなお茶。茶葉を多めにいれて、3分のところを倍の6分くらいでちょうどいいようだ。

 

原稿ばかり書いていて、夕食は、万願寺唐辛子とたまごのピラフ、シーチキンとタマネギのサラダ。以上。たまにはこんな日があってもいいじゃないか。

 

1時半に就寝。

 

 



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