雑感 独り善がり

日々の思いや怒りを自分勝手な考えで綴る

大杉漣さんが亡くなって、切実に”終活”を考えた

2018-02-24 23:05:41 | 日記
大杉漣さんが急逝された。正直信じられないほど突然のことで、唖然呆然。
急過ぎる、若過ぎる、惜しい、勿体ない。
味があって面白くって・・。
あの人をキライと言う人は少ないんじゃないだろうか。感じのいい役者さんだったもの。
何も持病は無かった。昨日まで元気だった。なのにあまりにあっけないではないか。
本人は勿論のこと、周りだって信じられない思いだと思う。
何の心の準備も出来てなかったよね・・・。

さっきテレビでたけしさんが出てたよ。
大杉さんは、たけしさんの映画がきっかけで人気が出る様になったんだね。
オーディションに通らなければ故郷に帰ろうかと思ってたと。
そして大杉さんの最後の映画では結末は死ぬ役だったと。
たけしさんは『変な言い方だけれど、オレが生かしてオレが殺したみたいな妙な気になって・・・
悲しいけれど申し訳ないなぁ・・と思ってさ・・』って泣いていたよ。
たけしさん、大杉さんはそんなこと何も思って無いよ、きっと。
むしろ、たけしさんに感謝していると思うけれど。
お互いにとって、きっといい出会いだったんだろうな・・・。
テレビで大杉さん自身が『僕にはセカンドライフは無い、おそらくワンライフで終わる』と言っている。
勿論それは、最後の最後まで、命尽きるまで役者やっているよ という意味であったのだろうが、
今となっては辛い解釈が出来てしまうよね。

私は大杉さんと同い歳。他人ごととは思えない。
決して規則正しい生活をしている訳じゃない。栄養バランスなんて考えもしないひどい食事。
ストレスの多い仕事。そして休日はだらしない生活。血圧は高い。そして太め。
何ひとつ体に良いことなんてない。

68歳まで仕事をしたいと考えていた。そしてその後少しは遊んで・・などと単純に考えていたが
そうは言ってられない気持ちになった。
いつ、なんどき、なんて誰も分からない。その日は突然やって来るかも知れない。
で、考えたことが”終活”のこと。
勿論 そのうちに・・・と、そのつもりでは居たけれど、もう悠長になんて構えてられないなという
気持ちになっている。
さっさと仕事辞めて準備しなくては・・・などと思う。

一番考えるのは荷物の整理。整理などと言えば聞こえはいいが、要は要らないものを捨てるのだ。
多分殆ど捨てることになるだろう。
自分にとって思い出のある大事なものでも、子どもたちにとっては何の意味もない。
多分必要なものなんて、正直”お金”だけじゃない?
選別なんてしないでごそっと全部一気に捨てれれば楽なんだけれどやっぱりそうは行かない(と思っている)。
それがいけないんだろうけど・・。
考えると憂鬱になるが、いつかはやらなければ。
何もかも何もしないまま急に居なくなったら、全て捨てられるだけのこと。
子どもたちに迷惑を掛けない為にも、持ち物は最低限生活出来るだけの必需品に絞って、身軽になった生活を
早く始めなくては・・と切に考える。