月曜日の、お客様での打合せと現地確認の為に、日曜は午後から移動した。行先は福島県いわき市。
遠かった・・・。家から東京までの所要時間と、それと同じ位の時間が掛かる。
品川で常磐線に乗り換える時、JR東海・西日本のカードが東京以東では使えず、自販機も改札も全く
受け付けてくれず不要に時間が掛かった。1時間に1本しか無い特急なので乗り遅れる訳にはいかない。
品川で買い物するはずがそれも出来なくて2時間以上かけて最寄り駅。雨は降ってるわ、食事するところも
無いわで難儀した。まあ、こんなことはよく有りはするので慣れてもいる。そんなもんさと諦めている。
そして昨日は寒かった。風もきつかった。72歳の老婆にこたえるわ・・・って?いや、そんなことは無い。
自身で防寒纏ってるし💧 昨夜は帰宅も遅かった。そんな訳で今日は出社するはずも無くテレワーク。
家での方が、仕事は捗る。
でね、日曜日に泊まったビジネスホテルで、そろそろ仕事やめて寝ようか・・と言う頃に、たまたまネットで
”吉村ひまり”ちゃんという少女のバヴァイオリンを聴いたんだよね。驚いた👀。今12歳だと言う。世界で数々の
コンクールで既に受賞歴がいっぱあり、8歳?いやそれよりも前から?彼女は世界の舞台で活躍しているらしい。
何でも2歳の頃からヴァイオリンを弾き出したと。両親ともに音楽家。お父様は作曲家?でお母様はヴァイオリニスト。
しかし、いくら周りの環境だそうだとしても、あんな小さい頃から、あんな難しい曲が弾けるものかねぇ・・と
信じられない思い。超絶上手い。そしてテクニックだけでなく、感情豊かだ。あんな表現が子どもに出来るのか・・と。
1時間以上パソコンから離れられなかった。
それで思ったこと。
勿論、一芸に秀でる人と言うのが、ハンパない努力や練習をしているのは解るし知っている。
しかし・・ああいう人を見ると、やっぱり努力だけではないのではないか?と思うんだよね。
いわゆる ”天才” ”才能” と言う言葉。持って生まれたもの。神様から授けられたもの。
例えば、モーツァルトは子どもの頃から戯曲が描けたと。スラスラと音符が出て来るのだそうだ。
ピカソは勝手に手が動いて描いてしまうんだと。
彼らは生まれた時から脳にいっぱい色んなものが詰まっていて、それらを生み出す?と言うより、以前から
知っている持っている、頭の中にあるものを出しているだけ。みたいな話を聞いたことがある。
私はある種、それを信じているんだけれど。
そうでなければ、何でいとも簡単に素晴らしい作品がいっぱい出来上がるのさ。普通は皆何かを成す為には
血の滲む様な努力や苦しみや悩みや試行錯誤や・・があるものではない?しかしそれは一般人のことかも?
普通の人のことかも。やっぱり天才と言う人たちは、努力してないとは言わないけれど、最初から何か持ってる人
なんじゃないかと。そうとしか思えないんだけど。
私も昔ヴァイオリ習ってた。ひまりちゃんと同じ人間か?と思うほど出来なかったよねぇ。
8歳の頃・12歳の頃、何弾いてた?と笑ってしまう。凄い人が居るもんだなと感心するやら唖然とするやら。
ただ、凄いなぁ・・と思うのと、いいなぁとか好きだとか感動とか・・は、又違うとも思う。
ストリングスの音は好き。今はもしかしたらチェロの弦の音の方が好きかも知れない。
ピアノの音色も好き。辻井伸行さんのピアノが好きだ。ひまりちゃんのラ・カンパネラも聴いた。
ピアノとヴァイオリンじゃあ、こうも違うのか!と感じもした。私はモーツァルトよりバッハが好き。
ああ、凡人で良かったよ。天才だったら今頃大変だ!普通の暮らし出来てない!なーんて、凡人の負け惜しみ💧
私は本当に何も知らないんだなぁと思う。世事に疎い。ひまりちゃんのことは皆既に知っていたのかな?
新聞やめて最近はテレビでのニュースもあんまり観なくて、仕事しか無くて、どんどん世界が狭くなって
取り残されてしまいそうだ。
せめて笑われない程度に世の中のことに精通しなければね。人様に迷惑かけないように生きて行かなくっちゃね。
しかしホント、いい音楽をゆっくり聴くココロの余裕も無いような生活で良いのか?とちょっとは思うわ。
いいのよ。少なくとも不幸ではないし。