先日もチラッと書いたけれど、最近は夜に目がもたない。
”目が”なのか”身体が”なのか判らないが、とにかくしんどいらしい。9時10時になると
知らぬ間に寝てしまう。で、変な時間から起きている。
数日前、高校時代の友だちと電話で喋っている時に彼女が言った。
『私たちの学年は特に仲がいいみたいよ』と。うん、確かに私もそれは思う。
私たちの学校は、姉妹が全員来ていると言うのがほとんどだったから、違う学年のことも
ある程度は判るのだ。
姉が学生時代の友だちと今も仲良くしている？とか、付き合いがあるか？とか、詳しくは
知らないが、昔から私とはちょっと違う感じ。同じ学校でも。
大体卒業してからも、姉の話す友だちの話には？？？がいっぱいのことがよくあり、
なんでそうなるの？と思ったことがある。例えば、『誰それさんのご主人は、どこそこの
会社にお勤め』だとか『〇〇ちゃんの息子さんは何たら大学に入った』だとか、そんな話が
多かった。私は不思議で『おねーさんたちさぁ、お互いそんな話ばっかりしてるの？』と
聞いたことがあった。要は彼女たちはご主人の職業や子どもさんの大学のランクとかが
気になると言うか、それで優劣？勝った負けた？感じてるんじゃないかと感じた。
『容れモンの話ばっかりですか・・』と口にこそ出さないが、私はその時から正直呆れてたよ。
感覚が違うんだなと。それ、友だちですのん？競ってどうするん？と。
不思議なのは、私の友だち周りで、そんなこと気にしている人、ひとりもいない。
私らホンマに仲よろしいです。学年中。思うに、みんな大人なんだな中身が。
私は『親友』ってのもイマイチよく分からない。文字からすると親しい友なんだけど、
親友と友だちの区別と言うか線引きがよく判らない。
小学生の頃、”親友”だと思っている友が居て、中学は別々だったけれど、卒業してからも
本当に仲良くて、しょっちゅう電話で長話してた。私の学校の文化祭にも来てくれたりした。
心の友だと思っていた。賢くて、自分には無い穏やかさ・優しさ・落ち着いた雰囲気 とか
好きだった。
高め合える相手だと思っていたその友は、ある日突然連絡が取れなくなった。
中学2年？の頃だったか・・。
勿論、携帯電話なんか無い時代。コミニュケーションの手段は固定電話か手紙だけだ。
私は勿論八方手を尽くし、必死になって彼女の行方を捜したが見つからず、どれほど
ショックだったか・・・。憔悴し切っていたよ。諦め切れなかったが、中2の私には
それ以上の為す術が無かった。そんな私を見て、親も可哀想に思っていたみたい。
かなり経ってから漏れ聞こえたのは、”お父さんの会社が倒産した”と言うことだった。
夜逃げ同然に居なくなった？でも冷たいなぁ。何で言ってくれなかったんだろ？と思った。
恥ずかしいことだった？連絡は親に止められた？何かひと言でいいのに。それともそんな
余裕無かった？心配していたのに。親友なのに。
高校に上がる頃、私は辛い生活を送っているかも知れない彼女は、ちゃんと高校行ったかしら？
あんなに頭の良い人が、家庭の事情で上の学校へ もし行けないとしたら、そんな勿体ない話は
無いと思っていたので。理不尽だと。
それから数年（5～6年後？）、短大の時に突然彼女から電話があった。信じられなかった。
私は心臓が停まりそうで『Ｋちゃんなの？本当にＫちゃんなの？』と胸がいっぱいだった。
話を聞くと、高校は行ったけれど大学には行って無かった。
でも多分、それからすぐに会った訳でも無かったと思う。彼女は働いていて？時間が無かったし
私は短大卒業して早い歳で結婚し遠い所へ行き、そのまま疎遠に。まあ連絡してくれただけでも
良かったけれど。
そして今、大阪へ戻って来てから以降、年賀状のやり取りだけが続いている。形だけ。
もう”親友”とは呼べない。何もかもがズレてしまっている。時間軸も感覚も。
多分話は通じない。離れていた時間が長過ぎる。お互い、歴史を全く知らない。
そもそもが、もしかして私1人が親友だと思い込んでいただけだったのかも。
私は今の友だちが大事だ。同じ学校で同じ時間を過ごした友たち。そしてずっと変わらずに
付き合ってくれる有り難い友たち。彼女たちが居てくれて本当に私は幸せだ。
話の内容であったり濃さ薄さ？量？であったりは関係無いと思う。会いたいから会う。
惹かれ合う。だから友だちなんだと思う。”親友”かどうかなんて考えたことも無い。
”友だち”で居てくれるだけで嬉しいよ。
新しい友だちも出来てるんだからね、私。
