雑感 独り善がり

日々の思いや怒りを自分勝手な考えで綴る

姉が亡くなった

2025-01-13 12:19:24 | 日記

姉が亡くなった。1月5日に。

前回のブログで姉のお見舞いに行ったと書いた。行ったのは4日のことだった。

面会時間は午後1時~3時の間だけと限られているので、必然と言えば必然だがそこでたまたま

義兄・甥の奥さんと子どもたち・姪の子どもたちに会った。

皆の顔を見回し、何か言いたくて喉から声が出そうで、じっと目を見つめてくれた。

興奮して疲れが出なければいいがと思っていたが、翌5日の朝に姪と甥から続いて連絡有り

血圧上がらない・一気にレベル落ちて来そう・昨日と違ってしんどそう・又連絡するとLINEあり

昨日はしゃぎ過ぎた?落ち着く様祈ってると返信してしばらく、昼前に呼吸が止まったと。

えっ?えっ?訳解らない。”嘘・・・”としか思えない。昨日あんなに元気だったのに・・・。

しばしぼーぜん。

後から思えば、あれは姉の最後のお別れだったのか?力を振り絞って皆に挨拶したの?

訴えるような眼は”ありがとう”を言いたかったのね。解ってるよ、おねーさん。

 

私はその日、翌日仕事初めの日からのいきなりのFATに向けて、四国の事業所に移動の予定だった。

しかし出張行く気がしない。

近頃亡くなる人が増えているそうだ。とても多いと。おまけに年末年始。友引もある。火葬場が

混雑している。結局土曜通夜・日曜告別式と1週間先になった。私は2日遅れで渋々仕事に行った。

そして土曜に帰宅し、その日の夜通夜、そして昨日告別式と参列した。娘たちと一緒に。

バタバタして時間が無い中、アルバムの中から姉の写真をチョイスし、持って行った。甥にも頼まれて

いたし。勿論、娘時代の古い写真だ。結婚してからの家族はそれ以降の姉しか知らない。

しかし私にとっては逆に、娘時代の姉の印象の方がやっぱり強い。

兄は亡くなる前日に私が面会に行くのに一緒に行かなかったことをとても悔やんでいた。

 

姉の人生を思う。

幸せだったよね?おねーさん。スーパーモーレツサラリーマン・トップ営業のお義兄を支え

文句言わずに黙々と専業主婦で子どもたちを立派に育て、孫ちゃんからも『おばーちゃん!』と

泣いてもらえる優しいおばあちゃんだったんだよね。お嫁さんも泣いていたよ。いいお姑さん

だったんだろうと思う。甥が市販のおやつ食べたこと無かった。全て母の手造りだったと言っていた。

お正月は毎年年末から実家に家族で泊まり込んで、姉のおせちで年明けだったみたい。

私と違って先ずは夫・子どもだったんだろうね。主婦の鏡みたいな人だった。口数も少なくおとなしい

人だった。本当は中身はキツかったけど。

そんな姉を、11月中旬に倒れてからのことを思うと、私や兄夫婦は諸々もう少し優しく考えてくれても

良かったんじゃないの?と義兄と姪には思うが、そんなことはココロの中だけ。決して言わない。

甥家族だけが私たちと同じ考えだった。甥は姉に似ている。今後の残された家族の在り方が変わるかも

知れないなとちょっと思う。まあ皆大人だから余計な心配かも知れないが。

 

火葬が終わってお骨拾いをする時は、皆諦めの心境にも似た感じ?泣く訳でも無く黙々とお骨を拾う。

”あっけないな”と私は思った。もう姿かたちは無い。肉体が滅びるだけで魂は輪廻転生なのかもだが、

実際の目の前には姉はもう居ない。無常を感じる。

同じジェネレーションの人が亡くなるのはツラいし寂しい。同じ親から生まれた姉兄が居なくなる

と言うのは、何かが欠けた感じ。私は連れ合いが居ないので余計そう思うのかも。

母の年齢まで生きられなかった姉。元々身体が弱かった姉。よく頑張ったねと言ってあげたい。

遅かれ早かれ皆同じようにそっちに行くからね。でもまあ私はまだまだ行かないつもりだけど。

安らかであるように祈ってるよ。私のおねーさんで居てくれてありがとう♡


最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。