さっきの記事を書いていて、ふっと思った。あぁ私、やっぱり感覚が変なんだ。人と違うんだと
思い当たったことがあった。
先週のこと。新規案件の打合せで協力会社T製作所のMiさんに夕方来てもらった。難しい内容だったので、
『Miさんに相談してみたら?』と社長に言われていたもので。そして、夕方来てもらうんだったら、
その後一緒に食事でも行けばどうか?と。
打合せ終わって、自宅を聞くと会社に近い。社長に言われた通り律儀にお誘い。社長も一緒に行くと思いきや
社長は別のお客様のお相手。そっちが終わってなかったので2人でも良いかと思っていたら、部長が一緒に行くと。
(部長は社長の息子)そのMiさんは勿論、付き合いも長いので社内皆よく知っている人。
ではどこに行こう?となった時、私が候補に上げたお店を部長がイヤがった。こじんまりした小料理屋なのだが
美味しいけれど確かに大将の愛想は超悪い。部長はそれがイヤだったみたい。
では出かけようかと駐車場に出たら、社長が自分アテンドしていたお客様を見送るところだった。
で、社長も行くと。後で追いかけるからどこ行くの?となった時に私が『△△に行こうとしたら部長がキライ
だって言うから〇〇にしました』と言ったら、部長が怒った。『そんなことまで言わんでえーやん!』と。
あらそう?部長が△△キライだってこと、社長に知っててもらうのは悪いことではないと、私は思ったのだが。
『もーなんでもかんでも全部言うてしまうんやから・・・』と部長は呆れていた。
そんなにアカンことやった?
実はMiさん来社すると決まった時に、一緒に打合せに出てもらう制御のMaさんがぼそっと
『あんまり好きじゃない』と言った。
彼は人のことを、あまり噂とかあーだこーだと言うことを言わない人だ。結構ニュートラルでフェアな人と
思っている。その彼がそう言うってことはよっぽど好きじゃないのかなと感じ、『珍しいね』と私は言った。
すると彼は『そう取り立てて言わんといてよ。誰かに言わんといてよ』と。もちろん言うはずがない。
そのMiさんは、営業事務のUさんのことを『あの人会社に入って何年ですか?進歩がないですね』と言った
ことがある。その時も、滅多に人のことを言わない人なのに・・・と意外だった。
この2つのことから、言ったら、知ったら、誰が困るというのだろう?悪口っぽいことは、当の本人には
知られない方がいいだろう。だが全く関係無い場所では問題ないのでは?と思うのだが違うのだろうか?
言って良いこととアカンことの区別くらい ついているつもりだが、”あのお店がキライらしい”は何で言ったら
アカンの?”珍しいね”と言ったことが気になる?
私は自分が発した言葉は、いつか、どこかで、どうにかなって(変換されるかも知れない)伝達される恐れが
あるということを、重々承知でモノを言っている。悪口なんか最たるものだ。最悪、相手に伝わってもいいと
覚悟して言っている。絶対に知られたくないことや相手がいる場合は、誰にも口外しない。
お喋りな私だが、そこは守ってる。口が固いんだか軽いんだか自分でもよく解らない。
第一、大事な人の悪口は多分無い。言わないと言うより言うことが無い。悪口があるってことは大事な人じゃ
ないってことだ。
言葉は一旦口から出たが最後、絶対はない。『絶対言わないでね』は効き目があるとは思えない。
相手に依るかもだが。
そして逆に自分は、悪口言われたり噂されたりが『へ』ともない。ただ、他の人は自分とは違うよね。
私みたいに『へ』でもない人ばかりじゃない。知ると悲しんだり悩んだり落ち込んだりだ。
衝撃を受けて難儀なことになる人も居る。あ~あ、人間関係って難しいよね。
つまり、大勢に影響ないでしょ?と思うことをサラッと言ってしまう感覚が、人とは違うのだろうと
思い当たるが、それって悪いことなんだろうか?
みんな何でも秘密主義なの?それって大変じゃない?
誰それにはこれ言ってない。黙っている。隠している。誰それにはこうこう言った。
覚えてないと大変そうだな。私には到底無理だ。