今まで書いてきた全容をここでまとめると、ローズマリーはシソ科に属し、次のような主要成分を含むハーブです。これから述べるローズマリーティーはこれらの成分をお茶の中に、ごく微量ですが溶かし込んでその効果を得ようというものです。決して無理やり多量に飲まないように、加減をしながらお楽しみください。(薬は両刃の刃です。ハーブといえども多量に服用すると必ず副作用があります)
花粉症の症状を和らげる、ロズマリン酸 (rosmarinic acid)
コーヒーの香りのもとで、リラックス効果、ガン予防効果、動脈硬化抑制効果があるカフェ酸 (caffeic acid)
血糖上昇の抑制作用があるクロロゲン酸 (chlorogenic acid)
腸の蠕動運動を促進するゲンクワニン (genkwanin)
炭化水素代謝の促進するルテオリン (luteolin)
記憶力を改善し、生体防御機構を活性化させ、解毒作用を高めるカルノシン酸 (carnosic acid)、カルノソール (carnosol)
ガン細胞の増殖を阻害するウルソール酸 (ursolic acid)
抗炎症作用、抗酸化作用、アンチエイジン効果や抗癌作用があるオレアノール酸 (oleanolic acid)
特徴的な芳香を持ち、駆虫効果があるベルベノン (verbenone)
松脂や松精油の主成分で芳香があるピネン (pinene)
樟脳に似たさわやかな匂いとすっきりした味を持つシネオール (cineol)
血行促進作用や鎮痛作用、消炎作用、鎮痒作用がある樟脳 (Camphor)
20. ローズマリーティー
上の絵はhttps://medlicker.com/996-rosemary-tea から、
レシピはhttp://www.herbalteasonline.com/rosemary-tea.php から引用させていただきました。
20-1. ローズマリー蜂蜜ティー(2カップ分)
蜂蜜 3 ts
生のローズマリー 1-2枝
又は乾燥ローズマリー 1-1.5 ts
湯 500ml
方法:
ローズマリーを細砕して蜂蜜と一緒に水の中に入れてボイルする。ローズマリーを絞るようにすれば濃いティーが出来ます。