オレガノ( Origanum vulgare )
庭先の植木鉢で育てているオレガノは、今の時期はどこの地域でもふくふくとした若葉が茂っていることでしょう。冬にはあれほど縮こまって枯れ枝のようになっていた茎も、大きく切り戻しておくとたくさんの葉を茂らせてくれます。皆さんはオレガノをどのように活用しておられるでしょうか?
オレガノは一年のわずかな時期を除いて何時も葉を付け、寒さにも強いハーブです。ローズマリーと同じように、料理にそして体のケアーにも役に立ちます。オレガノの利用方法を何回かに分けてご紹介しましょう。
オレガノはシソ科の多年草です。ヨーロッパの地中海沿岸地方が原産で、風通しの良い、乾燥した場所で管理します。休眠期の入った冬に植え替えると元気なオレガノに育てることが出来ます。香辛料、入浴剤などに使います。オレガノで特筆すべき特徴は、ω-3脂肪酸(オメガ-3脂肪酸)、鉄、マンガンを多く含み、健康を増進してくれることです。ローズマリー同様、抗酸化物質も多く含んでいます。
和名はハナハッカ(花薄荷)。マジョラムの近縁種で、別名をワイルド・マジョラムといいます。花は夏から秋にかけて、白、赤紫色の花を咲かせます。精油の成分にカルバクロール、チモーリルが含まれ、細菌の増殖を防いでくれます。オレガノの葉はトマトやチーズと相性が良く、イタリア料理、ギリシャ料理、メキシコ料理などでよく使われます。
1. オレガノティー
http://www.livestrong.com/article/547478-oregano-tea-benefits/ から
生のあるいは乾燥した葉を使います。生の葉は 3ts を、乾燥葉は 1ts を湯の中に 5―10分間入れて抽出します。少し苦みがあるので砂糖や蜂蜜を入れると飲みやすくなります。オレガノティーは一般に安全だと言われていますが、ハーブに敏感な方に、時に発疹、吹き出物が現れることがあります。妊娠期間中又は授乳期に当たる方はかかりつけの医師にご相談されるとよいでしょう。
次回はオレガノティーについてもう少し詳しく述べようと思います。